出版社内容情報
地方の衰退に伴い、鉄道やバスも消滅の危機にある。再生するためには「まち」と「公共交通」を一緒に変えるしかない。日本の最新事例をもとにその可能性を探る。
内容説明
これまで地域を再生するために様々な施策が取り組まれてきた。しかし、現実には衰退は変わらず続いている。地方では自動車利用を優先した都市計画により、中心市街地の空洞化、路線バスの廃止が進み、衰退は加速した。この悪循環を止め、地方を復活させる鍵は、鉄道・バスといった「公共交通」の見直しである。そこからコンパクトな街が再生される。日本でも注目を集める「交通まちづくり」というアプローチを紹介し、本当の地方創生の方法を提案する。
目次
第1章 地域と交通の負のスパイラル
第2章 政策の模索
第3章 「基本法」の成立
第4章 交通まちづくりとは何か
第5章 芽生える交通まちづくり
第6章 ドイツ・フランスの成果とその背景
第7章 費用対効果を考える
第8章 ソーシャル・キャピタルという新たな効果
第9章 これからの日本の課題
著者等紹介
宇都宮浄人[ウツノミヤキヨヒト]
1960年兵庫県生まれ。京都大学経済学部卒業。1984年に日本銀行に入行し、日本銀行調査統計局物価統計課長、同金融研究所歴史研究課長等を歴任。2011年に関西大学経済学部教授に就任。著書に『鉄道復権』(新潮選書、第38回交通図書賞受賞)、『路面電車ルネッサンス』(新潮新書、第29回交通図書受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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