内容説明
存在感を増すブラジル(B)、ロシア(R)、インド(I)、中国(C)の4カ国。人口大国、資源大国、政治大国として、先進国をしのぐ急成長をつづけている。10年後の世界では、BRICsは巨大なパワーとして君臨しているだろう。本書では、豊富なデータを用いて、BRICs躍進の秘密を解き明かす。成長を牽引する企業群を素描するとともに、日本企業のBRICs戦略についても大担に提言する。次代の世界像を明確に記す瞠目の分析。
目次
第1章 成長する経済
第2章 影響力を増す政治力
第3章 強力な外交パワー
第4章 BRICsパワーの源泉
第5章 BRICsはなぜ生まれたのか
第6章 日本はBRICsとどうつき合うのか
著者等紹介
小林英夫[コバヤシヒデオ]
1943年生まれ。東京都立大学法経学部卒。71年、同大学大学院社会科学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
4
手堅い。2014/01/26
Kentaro
2
日本は生産工場としての中国を除き、成功しているとは言いがたいほどBRICSへのさしたる力をだしきれていなかった。 そんな中、比較的成功を納めていたのは韓国であった。韓国は日本人に比べて厳しい環境で生活するタフさがあるという面もあるようだが、あえてそういった環境で逆境に耐えながら人材育成をすることによって勝ち残っているという見方もあるようだ。今その10年後になりこのときに予測していたほどの発展は特にブラジルやロシアでは見られない。ICTを活用したビジネス変革に追い付いていなかったからではなかろうかと察する。2018/06/05
山本祐梨子
1
正直右肩下がり気味な日本に住んでいる日本人として 今メキメキ伸びているBRICsの内実が気になって読んでみた本 (この本が出た時からはまた世界的な経済状況も変わって 伸びの速度は若干落ちてきた気もしないでもないけど…) BRICsってのはゴールドマンサックスが勝手につけた名前ではあるけど ひとくくりにされるだけあって発展の背景とか国の性質とか 結構共通する部分があるんだなぁと、この本を読んで知りました。2012/12/08
Yudai Soshizaki
1
08年刊なのでビューを変える必要はあるものの、基本的な枠組みや考え方を整理するには良い本。2012/07/16
haruaki
1
BRICs入門、といった感じの本。データが豊富。2008年刊なので、今となってはやや古め。2010/10/14