内容説明
美術評論家・暮沢剛巳が現地取材した世界9カ国25館のデザインミュージアム。コレクションにとどまらず、その由来や展示空間、建築、そして19世紀以降のデザイン展開の歴史についても徹底解説。この1冊でデザインミュージアムのすべてがわかる!
目次
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館
ロンドン・デザイン・ミュージアム
ポンピドゥー芸術文化センター
ポンピドゥー芸術文化センターメス分館
ナンシー派美術館
パリ装飾芸術美術館
チューリヒ・デザイン・ミュージアム
ヴィトラ・デザイン・ミュージアム
バウハウス
モダン・ピナコテーク〔ほか〕
著者等紹介
暮沢剛巳[クレサワタケミ]
1966年生まれ。東京工科大学デザイン学部准教授。美術やデザインなどをテーマとした執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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左近
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ドイツ語圏を中心に、9ヶ国25館のデザイン・ミュージアムを紹介。いつの頃からか、いわゆる芸術品よりも、生活のために作られた工芸品に心惹かれるようになってきた。そして、ウィリアム・モリス等のアーツ&クラフツ運動が与えた影響の大きさを、改めて実感する。メルセデス=ベンツ・ミュージアムの展示が馬から始まるというのは面白い。スイスに本社があるメーカーのミュージアムがドイツにあって、しかも、スイス政府観光局のHPで紹介されているというのがEUの良さだよなぁ。「宇宙から見たら、地球に線は引かれていなかった」ですよね。2023/07/01