出版社内容情報
36ヵ国400種のアールヌーヴォー建築!華麗な彫刻、美しい絵画に彩られた世界各地のすてきな建物が600カット超! 芸術家たちが創造した夢のような道端アートの世界。解説:梵寿綱
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
38
2020年刊。著者はアール・ヌーヴォー建築巡りがライフワークで、本書もその路線。件数が多いぶん其々は外観写真1〜3枚+キャプション。しかも文庫で紙面が小さいからネットで調べてみよう(自信は無い)。面白がるポイントは、窓の形と配置、表面のタイルや絵や漆喰、彫像や錬鉄、屋根の形、塔やドーム、全体の調子(ゴシック、バロック、アールデコ等)という感じ。ルーマニアの黒鷲ホテルとハンガリーの伯爵宮殿が、風格もあって幻想に浸れそう。ガウディの不思議な作品が好きだけど、楽しい建物は世界中にある。多分日本にも沢山ある。2023/04/05
あたびー
15
到着してすぐパラパラっとスキャンした。ワクワクする様な素敵な建築が並んでいて目移りする。ただ、写真は一軒につき一枚程度なので、気になる建築があれば別途詳しく調べなくてはいけない。この本はその為のカタログ的な入り口としてとても便利だと思う。2020/04/30
てくてく
7
タイトルと、ページをめくった時の建築写真に惹かれて購入。隙間時間に読み進めた。何をもって幻想建築と定義するのかがよくわからず、また説明されている装飾が文庫版の写真では見づらいことが残念だった。でもやはり面白いです。こういった機能的かと言われると困ってしまう装飾がある建物は今後もレアなりに建築され続けるのだろうか。2021/04/12
おかこ
5
○ 普段は写真なんてとらない私でも、思わず写真をとってしまうだろうなぁと思えるかわいい建物の写真がたくさん。文庫本サイズなのでパラパラ見れるのもいいけど、大きいサイズでの写真も見てみたいなぁ。2020/12/18
Lieu
2
第一次世界大戦前、モダニズムが流行する前の色彩と装飾の美しいヨーロッパ建築が中心。もうこういう建築が新たに造られることはないだろう。 旧領土の各国に分離派様式が見られることに、今はなきハプスブルク帝国の緩いつながりが感じられたりするものの、一方で地域性も表れているのが面白い。2020/04/26