内容説明
健全な「民の野望」が経済を活性化する。三菱自動車再建を担うフェニックス、日本テレコムでハイリターンを得たリップルウッド、ハウステンボス再建で競り勝った野村証券グループ、“投資銀行”化で先駆けた三菱商事と丸紅、銀行との連携で業容拡大のみずほキャピタル、地域再生に食い込むオリックスとジェイ・ウィル・パートナーズ、日本市場に合った戦略を展開するカーライル、不良債権処理で先行者利得を稼いだ不動産ファンド5社、存続意義が問われる産業再生機構…、『買収ファンド』『企業再生ファンド』の著者が描く投資ファンド・ビジネスの全貌。
目次
第1章 リップルウッドとフェニックス
第2章 動き出した地域再生ファンド
第3章 事業再生ファンドとは何か
第4章 米国の買収ファンド
第5章 日本の独立系ファンド
第6章 銀行と証券会社の本格参入
第7章 “投資銀行”化する商社
第8章 転機迎えた不動産ファンド
第9章 産業再生機構の存在意義
第10章 民の野望、官の役割
著者等紹介
和田勉[ワダベン]
1966年生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、日本経済新聞社に入社。産業部や国際部などの記者を経て、1998年から3年間、テレビ東京に出向して経済部記者を務めた。2001年からフリーの経済ジャーナリストに
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感想・レビュー
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より
1
★★2018/04/22
川原 健太郎
0
15-85/32016/01/15
b_graham
0
事業再生について概観するためには最適な本だと思う。また、バブルから2000年代までの金融機関と官庁の微妙なパワーバランスについても書いてあるので、当時を知るという意味でも良書だと言える。ただ、データが古いのが難点。もう存在しないPEファンドもいくつかあるので。2012/12/22
huanghongyang
0
リップルウッド、カーライルグループ、フェニックスキャピタル等、事業再生ファンドについて書かれてあった。産業再生機構は単体としては十分成功したそうだ。2012/10/16
ken
0
単純に読んでて面白いです。2010/05/12