出版社内容情報
「効率市場のパラドックス」を突くジョージ・ソロスらヘッジ・ファンドの行動思考を探り、その常勝パターンから金融工学理論の弱点と改善点を説く。理論と実務の融合から、新たな金融工学理論を構築。
内容説明
ヘッジ・ファンドが収益の源泉として利用する「理論の矛盾」を解明し実務家の視点で「現実的解決策」を提言。
目次
金融工学に問われる矛盾と疑問
第１部 金融工学ｖｓ．ヘッジ・ファンド（ヘッジ・ファンドの挑戦；学習アプローチ；デリバティブの脆弱性と可能性）
第２部 金融工学と日本の証券市場（検証・日本の先物・オプション取引；金融工学と日本の証券システム改革；金融工学に問われる矛盾と疑問に対する解答）
著者等紹介
渡辺信一［ワタナベシンイチ］
１９５８年東京生まれ。１９８２年一橋大学法学部卒業。安田火災海上保険、ジャーディン・フレミング証券、住友信託銀行を経て、２００１年より熊本学園大学経済学部助教授（国際金融論）。中央大学大学院総合政策研究科客員教授（デリバティブ論）兼務。１９９１年～９３年筑波大学大学院経営・政策科学研究科講師（ファイナンス論）
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