借りたら返すな！―いちばん得する！儲かる会社に変わるお金の借り方・残し方

大久保 圭太【著】

ダイヤモンド社（2017/07発売）

• サイズ B6判／ページ数 200p／高さ 19cm
• 商品コード 9784478103241
• NDC分類 336.8
• Cコード C0034

出版社内容情報

会社がつぶれないためには、会社にお金があればいい。お金を借りられるだけ借りて、つぶれない会社に変わる財務戦略を指南。

内容説明

赤字でも、仕事がなくなっても、顧客に逃げられても、現預金があれば会社は生き残る！とことん借りて、儲かる会社に変わる！企業再生に命を賭した著者による、「お金の調達力」を上げる方法。

目次

第１章　借りたら、すぐに返すな！―意外と答えられない「お金」と「会社」の関係（お金を借りたのは誰？返すのは誰？；会社を守るのは現預金だけ！　ほか）
第２章　儲けたいなら、利益を上げるよりも現預金を増やせ―銀行との正しい付き合い方（調達力を上げろ！；銀行との正しい交渉の仕方　ほか）
第３章　お金の相談は、税理士にするな！―節税対策のウソ・ホント（税理士はお金の専門家ではない！；決算書は嘘をつく　ほか）
第４章　儲ける会社がやっている６つのこと―お金で困っている企業が意外と知らない対策（投資は小さく、回収は早く、調達は大きく！；手元資金を厚くする！　ほか）
第５章　潰れそうな会社でも、なんとかなる！―合法的に企業再生で成功したノウハウ（リスケジュールはこんなに簡単だ！；リスケジュールしたら１円も返さない！　ほか）

著者等紹介

大久保圭太［オオクボケイタ］
Ｃｏｌｏｒｚ　Ｃｏｎｓｕｌｔｉｎｇ株式会社代表取締役。Ｃｏｌｏｒｚ国際税理士法人代表社員。税理士。早稲田大学卒業後、会計事務所を経て中央青山ＰｗＣコンサルティング株式会社（現みらいコンサルティング株式会社）に入社。中堅中小企業から上場企業まで幅広い企業に対する財務アドバイザリー業務・企業再生業務・Ｍ＆Ａ業務に従事。２０１１年に独立し税理士法人ＡＣＳ（現Ｃｏｌｏｒｚ国際税理士法人）・株式会社ＡＣＳ（現Ｃｏｌｏｒｚ　Ｃｏｎｓｕｌｔｉｎｇ株式会社）を立ち上げ、成長企業に対する財務コンサルティングを中心に、累計１０００社以上の財務戦略を立案している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まちゃお]

面白い本です。元銀行員の私が読むと、銀行員の考えが見透かされてる感じがしました。少し極端な考え方かなぁと思う箇所もありましたが、全体的に面白いと読み終えました。この本は借りたら返すなというタイトルとは裏腹に、現実経営の考え方を伝えていて、経営者は一度読んでみると勉強になると思います。

2023/08/15

[mondo]

目からウロコの連続。激しい煽りタイトルとは裏腹に堅実な財務戦略が体系的にまとめられている一冊。銀行との付き合い方を学ぶために早くお金を借りたいと思ってしまった。【印象に残った言葉】これだけ借入を推奨すると、「でも借りたものは最後に返さなきゃいけないんですよね？」という質問を受けます。「最後」とはなんでしょうか？はじめに申し上げましたが、借りたものは借りた「会社」が返すべきです。会社は「ゴーイング・コンサーン」、つまり永続していくことが前提です。だからそもそも「最後」などないのです。

2019/12/07

[さのかずや]

経営者のお兄さんにすすめられて読んだ。動かせる金を増やして経営を安定させろという話と、そのテクニック。知れば怖くないことはいろいろあるものですね。銀行から借りるだけじゃなく出資を受けるみたいな話も一方であるんだろうけど、そのへんも勉強しないとなあ

2018/11/25

[横原治]

今 会社を経営してる方、これから起業したい方 会計事務所に勤めてら方 税理士さん 必読の一冊です。

2017/08/23

[tamashi]

・会社を守るのは利益ではなく現預金。・投資は小さく、回収は早く、調達は大きく。・会社が危うくなる一番の原因は投資の失敗。・銀行に応援される決算書(10年以内に借入金を返せる※社長貸付金※決算月は一番お金を持っている月にするべき)・連帯保証を外せ！・財務はB/Sの世界・P/Lにない概念が時間軸・調達の三角形と運用の逆三角形・納税をすることで調達力は上がる・結局は手元資金がお金を生む・借りられなくなったらまずは早くリスケジュール※債権者平等の原則・時間軸をいじる(①とにかく現金化②サイトをいじる)。

2018/01/07