サイバー・エフェクト子どもがネットに壊される―いまの科学が証明した子育てへの影響の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478101964
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報



メアリー・エイケン[メアリー・エイケン]
著・文・その他

小林 啓倫[コバヤシ アキヒト]
翻訳

内容説明

最新のテクノロジー事情を背景に、世界中で子どもが巻き込まれたネット上の事件の原因を踏まえ、乳児期・幼少期・ティーン、それぞれの世代で、子どもの成長に対するインターネットの影響を心理学的に解明する。

目次

1 全員がデジタルネイティブの赤ちゃんたち(失われたアイコンタクト;かけがえのない赤ちゃんとのフェイスタイム ほか)
2 子どもでも、ネットは大人扱いする(テクノロジーが幼少期のあり方を変えた;あなたが子犬でも誰にもわからない ほか)
3 ティーンエージャーを放置すべきではない(苦しむ人を背景に入れて笑顔の自撮り;自撮りではなぜ冷酷になれるのか? ほか)
4 ネットは依存するように作られる(母親の衝動的な暴力はテクノロジーが原因か?;衝動性の大きさ ほか)
5 サイバーフロンティアで待つものは(サイバー心理学という新領域が開くとき;人々のサイバー空間への移住と啓蒙のチャンス ほか)

著者等紹介

エイケン,メアリー[エイケン,メアリー] [Aiken,Mary]
世界的サイバー心理学者。ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンの非常勤准教授。ユーロポールのサイバー犯罪セイターのアカデミック・アドバイザー。ロンドンのミドルセックス・ユニバーシティでは犯罪学を教える。サイバーセキュリティ、組織的サイバー犯罪、サイバーストーキング、インターネット人身売買、オンライン上の子どもの権利などが専門。インターポール、FBI、ホワイトハウスなどの仕事にも関わる

小林啓倫[コバヤシアキヒト]
経営コンサルタント。1973年東京都生まれ。獨協大学外国語学部卒、筑波大学大学院修士課程修了。システムエンジニアとしてキャリアを積んだ後、米バブソン大学にてMBAを取得。その後外資系コンサルティングファーム、国内ベンチャー企業などで活動。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かめぴ

14
サイバー心理学…知らなかった。が猛烈に恐怖を感じなぁ。どこでもスマホスマホ誰もかれもがやってるし依存どころでなく狂気すら感じる、特に子どもたち。10代って親の言う事も聞かないし、作る企業側にも対策して欲しいと切に願うバカ親なのでした。読んで良かった。2018/07/31

koheinet608

11
著者はサイバー心理学というネットが人間に与える影響を研究している。タバコの有害性を知り、本格的な規制に踏み切るまで社会は80年の歳月を要したがスマホはどうだろうか?その有害性に関して、公表する研究者はほんの一握りに過ぎない。企業は、有用性の技術開発には金を払うが、批判する者は徹底的に叩く。日本でスマホの有害性を唱えるのは研究・技術者ではタブーになっている。せいぜい各サービスフィルタリング機能を使いましょうぐらいである。スマホ依存はアルコール、ギャンブル、薬物依存と同列に扱うべき問題だとは、個人的に思う。2018/05/11

miyatatsu

9
技術が発展しても人間の技術への対応力は比例的に発展してはいない。私たちは無理をして技術に追いつこうとしているが、やはりどこかで無理が生じてしまう。2018/10/16

まゆまゆ

9
インターネットに代表されるデジタル技術は子どもにどのような影響を与えるのか。その決定的な答えが出るのを待つことはほとんど期待できない。ほぼ全てのコンテンツに対してエイジフリーでアクセスできる現状である以上、社会的にも何らかの対策が必要だと警告する内容。確かにネット上では大人は子どもを守ることはできていない。そうなるとそもそも遠ざけて接触させないというのが結論なのかもしれないけど……依存にならないような付き合い方をできる子どもなんているのだろうか……2018/07/25

活字中毒

4
最近、どこへ行っても親子で歩いているときに親が子供ではなく、スマホを見ているところをよく見かける。特に人がたくさんいる場所だったり、交通量の多い場所だと、子供のほう見てあげて!とヒヤヒヤすることも少なくない。 さらに、今の時代、小さい子供もスマホやタブレットで遊んでいる。それによって将来何か悪い影響(身体的にも精神的にも)を与えたりしないのか。今ではほとんどの人が何かしらネットを使用している。その中での生き方やこれからのネットの取り扱いを深く考えさせられた。2019/10/21

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