出版社内容情報
土屋 剛俊[ツチヤ タケトシ]
内容説明
信用リスクに投資して「結果」を出すための分析方法、銘柄選び、投資タイミング、損失を避ける注意点の実践的ノウハウを、現場歴25年のプロフェッショナルが詳述。買い時・売り時が学べるケーススタディ満載!デフォルト対応も詳述。
目次
第1部 基本編(社債とは何か;社債の種類とその他の債券;利回りと価格の変動;発行プロセスと投資家保護;社債投資の代替品―債務保証とCDS)
第2部 投資編(社債投資と株式投資の違い;日本の社債市場の特徴;具体的なクレジット分析と投資手法;社債投資のケーススタディ;万一デフォルトした場合の対応法)
著者等紹介
土屋剛俊[ツチヤタケトシ]
みずほ証券金融市場本部シニアエグゼクティブ。1985年一橋大学経済学部卒、石川島播磨重工業入社。87年野村證券に入社し、野村バンクインターナショナル(英国ロンドン)、業務審査部(現リスクマネジメント部)を経て、野村インターナショナル(香港)にてアジア・パシフィックの非日系リスク管理部門を統括。97年チェース・マンハッタン銀行東京支店審査部長。2000年よりチェース証券調査部長。01年より野村證券金融市場本部チーフクレジットアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiki30
2
社債の特徴、種類と各スキームについて、概説した後に社債投資はどう行えばよいかを論じている。 社債投資の注目すべき点は業績や将来の見通しでなく「償還期日までに発行体が倒産して債務履行できなくなるかどうか」「倒産しても安く買って高く売ることができるか」であるということをとても明快に説明している。大変勉強になった。 発行体サイドの実務には詳しくは触れていないがそれは資金調達の書籍をあたるべきか。2017/09/21
ゼロ投資大学
1
社債は株式や国債に比べて馴染みのない投資対象である。信用・リスク・金利・流動性など会社ごとに判断しなければならず、会社の財務力や収益力に詳しくなければ手を出しにくい。本書は社債投資について基本的な事柄を全て網羅して解説されている。株式と比較した際のリスクやリターンも表にして、わかりやすくまとめられている。2021/11/12
トッシー7
1
社債について勉強になった。 後半はむずかしくて理解できなかったが、なんとなく把握できた。 読んで良かった。2020/08/11
まめタンク
1
2019年191冊目。金利が上がると債権の価格が下がる。金利が下がると価格が上がる。2019/07/10
れむ
0
社債の取り扱いが格付けの低下で機械的に売買される可能性が高く、そのうえ格付けが下がった社債の流動性が極端に悪化することから、価格が大きく下がり投資ポイントになりうることが示唆されてて興味深かった。 あと、最後の方のデフォルトしたときの対応の件はただの読み物として面白かった。金は大事なんや。 ところで、軽く調べても社債って個人で売買できそうなプラットフォームが見つからん。SBIのページ見ても国債ばっかりで、この前のソフトバンク社債の購入しか見当たらん。 株式みたいに気軽にできるもんじゃない? 2023/05/02