出版社内容情報
野口悠紀雄[ノグチ・ユキオ]
内容説明
イギリスのEU離脱は、EUという巨大組織に本質的な疑問を突きつけた。イギリスが衰退するのでなく、EUが分解する可能性が強い。それは、世界経済の基本的な枠組みを大きく変えるだろう。
目次
第1章 イギリスEU離脱で世界経済の枠組みが変わる
第2章 本格的な円高時代が到来する
第3章 アベノミクスの破綻(1)―輸入価格下落がなぜ成長につながらないのか
第4章 アベノミクスの破綻(2)―企業は人件費を減らしている
第5章 いま必要な税・財政政策
第6章 マイナス金利という異常な政策
著者等紹介
野口悠紀雄[ノグチユキオ]
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業、64年大蔵省入省、72年イェール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、2011年4月より早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。主要著書『情報の経済理論』(東洋経済新報社、1974年、日経経済図書文化賞)、『財政危機の構造』(東洋経済新報社、1980年、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、1992年、吉野作造賞)他多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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