CVCコーポレートベンチャーキャピタル―グローバルビジネスを勝ち抜く新たな経営戦略

電子版価格
¥2,178
  • 電書あり

CVCコーポレートベンチャーキャピタル―グローバルビジネスを勝ち抜く新たな経営戦略

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478084212
  • NDC分類 338.14
  • Cコード C0034

出版社内容情報

スタートアップが持つ革新的なアイデアや技術を自社に取り込む――。インテル、グーグル、セールスフォースなど、世界的な大企業が次々と設立するCVCとは?CVC先進国アメリカで、その最先端を走るキャピタリストたちが、CVCの設立・運営から得た教訓を語った、企業経営者必読の実践的書籍が日本上陸。

内容説明

世界を代表するグローバル企業は、なぜCVCを設立するのか?

目次

第1章 なぜ企業はCVCを設立するのか?
第2章 CVCのケーススタディー
第3章 アクセラレーター&インキュベーター―その他企業にとってのエコシステムのオプション
第4章 他のVCファンドへのCVC投資―ファンドオブファンズ(FoF)
第5章 CVC、起業家、ファイナンシャルVCに関連したコーポレートベンチャー事業へのアドバイスおよびベストプラクティスについて
第6章 CEO、創業者、VC投資家たちの戦いの歴史―CVCの長所と短所
第7章 CVCからの資金調達
第8章 CVCの未来―コーポレートベンチャリングプログラム成功のためのアドバイスと結論

著者等紹介

ロマンス,アンドリュー[ロマンス,アンドリュー] [Romans,Andrew]
Rubicon VC(アメリカ)のGP(ゼネラル・パートナー)。サンフランシスコとNYに拠点を持ち、シード・アーリーステージのソフトウエア、インターネット関連スタートアップ企業に出資するVCの共同代表。1993年UNIX開発会社を経て、VoIPスタートアップを起業、ルーセントテクノロジー、VCから5000万ドルの出資を受ける。会社売却後、Sentito Networks(買収)、Motive Communications(NASDAQ IPO)のグローバルマーケティングMDを歴任。その後Georgetown Angels、Founders Clubにて42のVC、欧米イスラエルのCVCをエンジェル・スタートアップ投資のアドバイザリーボードに招聘。Georgetown大学MBA

増島雅和[マスジママサカズ]
2000年東京大学法学部卒業。2006年コロンビア大学法科大学院卒業。2006~2007年カリフォルニア州パロアルト市Wilson Sonsini Goodrich&Rosati法律事務所で執務。2010~2012年金融庁監督局保険課および同局銀行第一課(課長補佐)。2015年国際通貨基金(IMF)金融安定査定プログラム(FSAP)外部顧問(米国金融破綻処理法制担当)。多数の政府政策委員を務め、第4次産業革命時代に適合する制度基盤につき提言を実施

松本守祥[マツモトモリヨシ]
WMパートナーズ(グロースキャピタル)代表パートナー。1989年日本アセアン投資(現・JAIC)に参加。2003年以降日本の大手事業会社と共同で行なう戦略的ベンチャー投資(コーポレートベンチャーキャピタル=CVC)事業を管掌。また機関投資家からの出資によるプライベート・エクイティ・ファンドの投資責任者として2007年まで累計約104億円を投資実行し、2.5倍の現金分配を実施。2006年サイバーエージェントと中国にて、また2008年DFJ(Draper Fisher Jurvetson)と米国シリコンバレーにてVCファンドを設立運営。その後代表取締役社長。2013年より現職。慶應義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノベーター

10
丁寧な解説というより、多くの経験者による意見をまとめた一冊になっているので、リアリティがあるだけでなく、意外とわかりやすいです。もちろんシリコンバレーを中心とした話になっているのですが、世界中でCVCがちょっと嫌われているのは共通のようです。 http://www.4-de.net/changebook/%e4%bc%81%e6%a5%ad%e5%a4%89%e9%9d%a9/%e3%80%8ecvc%e3%80%8f/2018/01/14

速読おやじ

9
何年か前に翻訳者の方から献本頂いたのに、あとがきだけ読んでほぼ放置していた。コロナで企業がやるべき優先順位が明確になる筈だが、ここで各事業会社のCVCへの取組姿勢が問われるだろう。CVCに先買権を与えずに、せいぜい情報提供の優先権を与える程度にしておかないと後々のM&Aに支障を来すという。本業とは違った分野も対象にしないとディスラプティブなビジネスに参画できないのは、Googleが実践している。意思決定プロセスが時間がかかるのはマイナスだが、逆に社内で情報が行き渡ることのメリットもある。2020/05/31

人工知能

1
CVCの事例とインタビューが豊富に載っていて、多面的にCVCの目的や成功するためにやっていることが把握できて良かった。VCとの違いはスタートアップにとっての顧客になることができてシナジーが生まれることで結果として財務面で業績が上がる、あるいはその逆が成り立つため、お互いにとって良い相乗効果が発揮できること。但しトップ層のコミットメントや、外部プラス内部で構成される優秀な人材、意思決定プロセスの迅速化など、成功するための要件は捉えておく必要あり。DDは本当に全ての投資、ステージで実施してるのだろうか。2019/03/28

なかむ

1
コーポレートベンチャーキャピタルに興味がある事業会社、すでにある事業会社、投資を受けるスタートアップ、数多くのベストプラクティスから得られるエッセンスは価値あるものだ。特に焦点があてられるのはWHYとHOW、そしてWHOだ。スタートアップにとって価値あるパートナーになるために必読だろう。CVCが企業価値に如何に貢献しているか?いかに投資したあとに価値創造できるか?何に注意をしたら良いのか?逆にスタートアップから見れば、いかに投資を受けたらいいのか?

読人

1
財務的なリターンを追う一般的なベンチャーキャピタルとは違って、自社の競争裕につながる情報やアイデアへのアクセスを追う企業系ベンチャーキャピタルだと、後者の方が起業家にプラスになる側面が多いのかと想像していたが現実は逆のよう。確かに企業系VCだと投資先より、自社の事業を優先してしまうのは理解できる。その壁を乗り越えてインテルのようにうまく運営できれば起業の競争優位の源泉の一つにすることも可能なのかもしれない。しかし日本は資本の出し手ではあるが、ベンチャーの投資先として全く認識されてないのが悲しい。2018/04/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12320093
  • ご注意事項