未開封の包装史―青果包装100年の歩み

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  • サイズ A5判/ページ数 262p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784478084090
  • NDC分類 588.9
  • Cコード C0072

出版社内容情報

今や日本のスーパーで当たり前の光景となった青果のパッケージ。なぜ、精工はここまで青果包装にこだわったのか?精工と青果包装の歴史とその関係者たちの証言を集め、その奥深さと包装の秘密を解き明かす。

林健男[ハヤシタケオ]

内容説明

カットしたスイカを入れるジッパー付きパッケージ、そのまま、レンジでチンして食べられる枝豆。業界のパイオニア・精工の歩みとともに語る青果包装の歴史をこの一冊に。

目次

第1章 夏ミカンを初めてセロハンで包んだのはいつなのか?―青果包装の歴史と精工の歴史(第一創業期~第二創業期)(青果包装の歴史は精工の歴史である;精工第一創業期―文具などの活版印刷から新たな農産物のパッケージへ;精工第二創業期―ミカン箱やリンゴ箱のラベル販売 ほか)
第2章 “鮮度を保つ”テクノロジーと“魅せる”テクノロジー―鮮度保持の技術とパッケージの特長(第三創業期)(作物別青果包装の歴史;「S&Sフィルム」で鮮度を守る;袋内の曇りを防ぐ特殊技術 ほか)
第3章 農業とともに切り開く未来―農業の未来と精工のこれから(農産物の流通の変遷;パッケージの重要性とTPPの影響;鮮度保持とエコの機能 ほか)

著者等紹介

林健男[ハヤシタケオ]
1947(昭和22)年11月1日生まれ。1970(昭和45)年慶應大学商学部(村田ゼミ)卒業。同年全国購買農業協同組合連合会(全購連/現・全農)入社。1973(昭和48)年に退社し、株式会社精工に入社。1981(昭和56)年専務取締役に就き、1983(昭和58)年にグループ会社である精工プロダクト株式会社を設立。2000(平成12)年に株式会社精工代表取締役社長、2016(平成28)年に代表取締役会長に就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃん

7
サンキスト様。ざっくり興味のあるとこだけ拾い読みしたけど、キノコの包装が今はフィルムが主流になりつつあるけど、農家が自前で100万する包装機を持っていたりするのでなかなか切り替えられないという話は、環境問題の複雑さにハッとさせられたような。切り替わったら切り替わったで、その包装機はどうなるんだろう。面白かった。2019/11/24

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

7
外国の市場の光景は、裸の野菜や果物がてんこもり。日本がそうじゃないのは、地産地消じゃないから。戦場輸送のためのロジティクスがあったように、地産地消でない日本には保存のための包装が不可欠だったのですねー。でもそれがゆえに、青果ラッピングがおもわぬ進化をとげた。そしてそれは、生産農家の方々にも力強いバックアップとなった。もちろん一番の恩恵をえているのは消費者です。おいしい作物、ありがとう。2017/02/21

Uzundk

5
スーパーになぜあれほどの生鮮商品が並ぶのかと問えば作る人、買う人、運ぶ人がいるからだと答えるだろう。しかしそれらがなぜいとも簡単に運べるのかといえば、包装があるからなのだ。この本は特に青果包装を手がける会社の歴史と、家に帰って捨てられてしまう包装が家に届くまでの間にどのような重要な役割を果たしているかを語る。青果は生き物ゆえに呼吸をする。温度や湿度を外せば乾いたり、痛んだりする。あの袋は包むものに適した構造をとっているのだ。2017/02/11

どすきん

1
挫折。2017/07/16

yu

1
面白かった!!カットフルーツ普及してくれーー!2017/04/18

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