香りを創る、香りを売る―創業二〇〇年、香料創りの現場から香料というビジネスを語る

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784478083246
  • NDC分類 576.6
  • Cコード C0034

内容説明

苺の種のつぶつぶ感を、真っ白で透明な粉雪を、香りだけで表現する調香師たちがいます。

目次

序章 「香り」という存在(そもそも「香り」とは?;日本独自の香りの歴史、文化 ほか)
第1章 香料はこうして生まれた―香料の歴史と日本の文化(薬種問屋からスタートした香料会社;スタートする国産エッセンスの製造 ほか)
第2章 「調香師」という名の魔法使い(フレーバリストの実力で知る、香料メーカーの技術;ラーメン店に漂うスープの香りを創る? ほか)
第3章 「香り」を生み出す技術(「香り」のオーナーは誰?;煮る、焼く、炒める香りの再現 ほか)
第4章 「香り」のビジネス産業としての香料(「香りを売る」仕事;オーダーメイドの香り創り ほか)

著者等紹介

塩野秀作[シオノシュウサク]
塩野香料株式会社代表取締役社長・塩野フィネス株式会社代表取締役会長。1952年兵庫県生まれ。1976年、慶應義塾大学商学部卒業後、出光興産株式会社入社。1983年同退社し塩野香料株式会社入社。1990年、取締役に就任、代表取締役専務、代表取締役副社長を歴任、2001年、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zoe

22
フレーバーはにおいのこと。フレグランスは口に入れた時の風味のこと。抗菌、抗ウイルス、睡眠誘導、taste improverなどを機能性香料という。調香師には、食品香料を担当するフレーバリストと香粧香料を担当するパフューマーがいる。一人前の調香師になるには10年かかる。香の新製品開発の流れ。1)製品コンセプトの把握、2)サンプル作り、3)官能評価、4)サンプル提出、5)香りの決定、6)規格提出、7)製品、という流れ。2019/06/10

Kentaro

2
ダイジェスト版からの要約 食品には香りがある。食品に香料を加えるのはなぜか。現代では、ほとんどの加工食品は全国に流通する。消費者が安全に口にするには加熱殺菌などをして流通させる。加熱殺菌するとみかんやオレンジのジュースも本来の香りが飛んでしまう。更にイモ臭がして、飲めたものではなくなってしまうようだ。食品のつくり手にはお客様に提供したい味がある。そんな時に必要になるのが食品用のフレーバーであり、食品香料と呼ばれる添加物だ。フレーバーが変わると食品の味も変わってしまうので商品の売れ行きを左右することもある。2018/06/19

takao

0
香りには抗菌性、抗ウイルス性がある2016/08/10

信号六

0
香水とかお香だけが香りじゃない!日常に浸透しているあらゆる「香料」を創り、販売してきた塩野香料(株)の社長が書き倒した現代調香師のお仕事。

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