AED街角の奇跡―「勇気」が救った命の物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 227,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478082980
  • NDC分類 492.29
  • Cコード C2047

内容説明

人を蘇らさせる、そんな神様のようなことがあなたにもできます。AED(自動体外式除細動器)とは、心臓が痙攣状態(心室細動)になった際に、電気ショック(除細動)を与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。操作方法を音声ガイドしてくれるため、心電図を解析し、必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっているので、使用経験のない人にも安心して使用できる機器です。2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになりました。本書は、AEDによってもたらされた数々の奇跡のエピソードを集めました。

目次

プロローグ 救うことのできる命
第1章 雲の上で救った命―太平洋上空で、二回の除細動により救われた男性のエピソード
第2章 日本中がAEDを知った日―スポーツの現場とAED
第3章 教室で、体育館で…―教育の現場でこそAEDは必要不可欠
第4章 職場で、働く命を守ったAED―たった一回の講習で命が救われることがある
第5章 駅で、空港で、―人の集まる場所でこそAED
第6章 AEDを作る人々国内唯一の国産AEDメーカー―国産初のAED開発秘話と普及に向けた活動

著者等紹介

島崎修次[シマザキシュウジ]
国士舘大学大学院・研究科長。(財)日本救急医療財団理事長。杏林大学医学部客員教授。医学博士。1940年生まれ。66年大阪大学医学部卒。筑波大学助教授を経て、87年より杏林大学医学部教授、2010年より国士舘大学大学院救急システム研究科研究科委員長、体育学部教授を務める。救急医療システムと重症救急患者管理を専門としており、日本組織移植学会、日本高気圧環境・潜水医学会理事長ほか、財団法人日本救急医療財団理事長、一般社団法人救急医療総合研究機構代表理事など多数の団体で指導的立場を担っている

田中秀治[タナカヒデハル]
国士舘大学院救急システム研究科主任補佐。国士舘大学スポーツ医科学科教授。国士舘大学ウェルネスリサーチセンター。医学博士。教授。1958年生まれ。83年杏林大学医学部卒、87年杏林大学院(外科系救急医学専攻)修了。専門は救急医学、外傷学、熱傷学、蘇生学、病院前救急医学。1990年シカゴクックカウンティホスピタル外傷・熱傷センターリサーチフェロー、1995年ノルウェイベルゲン大学生理学教室客員教授、1997年杏林大学高度救命救急センター外来医長、1999年杏林大学医学部救急医学助教授、2001年国士舘大学スポーツ医科学科救急医学教授、杏林大学救急医学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わいほす(noririn_papa)

0
いくつかのAED救命例が載っていて、共通するのは、一度の除細動では戻ってこないこと。戸惑いながらも最善を尽くして心肺蘇生、AEDとやったのに、息を吹き返さない。失望感、焦燥感の中で、また胸骨圧迫を続ける。そして二度目の除細動。動いた!AEDがもたらす奇跡は、救命者の必死の祈りがもたらすのだ。心臓突然死は、誰にでも、いつでもやってくる。サッカーの松田選手の死を無駄にしないためにも、誰もがどこでもAEDと胸骨圧迫をできるような社会にをめざしたいね。2011/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2302122
  • ご注意事項