目次
私の企業家精神
技術開発に賭ける
研究開発を成功に導く考え方と手法
専門化に基軸を置く技術開発経営
創造する喜び
研究開発と海外活動に求められるリーダーの人間性
戦う中小企業の販売戦略
企業の「パイロット」としての役割をはたすには
中堅企業におけるリーダーの条件
西郷南洲と大久保利通に学ぶ経営者の理想像
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年に日本航空会長に就任し、代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。また、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
90
京セラの設立者、名誉会長・稲森和夫の経営講演をまとめた選集。全6巻のうちの第1巻『技術開発に賭ける』◆稲盛和夫はやはり名経営者だ。熱い思いがヒシヒシと伝わてくる。◆技術開発をするうえで知識や学問は大切であるが、その人の持つ考え方が大事◆技術開発で求められる考え方/一番大切なのは『動機』。その動機は個人の利益に起因するものではなく、生き甲斐になるものが必要。/自ら燃える/想像はポジティブに、実行はネガティブに/創造において『思う』ということが最大のエネルギーになる。強烈な『思い』が物事を現実のものにする。2019/10/09
KTakahashi
2
厚いですが読みやすい本です。稲盛氏の熱が伝わってきそうです。おすすめします。2017/05/05
Tohru Soma
2
「できる」と信じてこの世の誰よりもそのことを考え抜く。それまで解決しなかった糸口が突然つかめて、解決することがある。USJの森岡さんも同じことをおっしゃっていたけれど、これもまた真理なんだと思う。思い続けることが行動になって出る。強烈な思いが、物事を現実のものにし、創造につながる。2015/10/31
まろん
1
★★★★☆ 稲盛和夫が経営の最前線に立ち、技術開発の指揮も取った1970-80年の公演をまとめたもの。話口調のまま文字に起こしたもので読みやすい。50年前の公演だが、風化せず今でも重要な考え方を学べる。素直で謙虚な心をもち、人一倍情熱を燃やし、ときには「狂」の状態に移れるタイプの人でなければ優れた研究開発はできない。技術開発の成果を生み出すファクターは「知識」×「能力」×「考え方」。動機付けが大切で、個人に起因するものではなく、出来るだけ高い次元のものに設定する。まずは自分の仕事に惚れ込むこと。2021/04/30
takao
1
ふむ2021/02/16