内容説明
人の生産性を最大化する革新的な手法!トヨタ生産方式を直接学び、人と組織の変革に取り組んだ著者が、40年以上の活動実績を基に体系化した業務プロセス可視化法のすべて。「チャート化」と「数値化」で会社を強くする!
目次
序章 ホワイトカラーの「カイゼン」に取り組んだ理由
第1章 人の意識と行動は簡単に変えられる
第2章 業務の「可視化」で人と仕組みを変える
第3章 最少人数で最強組織をつくる
第4章 ダラリの法則を分析する
第5章 革新活動が人財をつくる
終章 革新の最終目標はコスト二分の一
著者等紹介
石橋博史[イシバシヒロシ]
株式会社システム科学代表取締役社長。1962年から24年間、矢崎総業株式会社に勤務し、教育担当、人事、総務、工場長、社長室(トヨタ生産方式、業務改善推進担当)の職務を歴任。1986年、株式会社システム科学を設立、社長に就任。トヨタ生産方式・IEを基にした業務革新の実践および支援ツール「HIT法」の開発・導入、コンサルティングを推進。2010年2月に「業務プロセス可視化法およびチャート作成システム」で特許取得。2011年3月、一般社団法人可視経営協会を設立、理事を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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デビっちん
14
モノ作り現場のスピード感と生産性の高さを、ホワイトカラー部門へも適用することができます。そこでポイントとなるのが可視化による人づくりです。業務を継続して効率化する際には、スキルの向上とモラルの向上をセットにすると、自身の技術になるという意識が育ち自信にもつながるようです。また、マネージャーがマネジメントできない理由が今の職場にピタリと当てはまりそうでしたので、本書の解決策をアレンジして取り入れてみようと思いました。+ホワイトカラーの仕事こそ見える化を!2017/01/23
Kohn
6
ホワイトカラーの業務改善とサブタイトルに書かれているように 工場でのトヨタ式業務改善提案をホワイトカラーの業務に適用したもの。 仕事が業務改革でもあるため、参考資料として読んだ。 やり方そのものは、可視化することで、多工化が達成でき 人員の配置をピークではなく、平均で考えることができるようになり 最低人員で業務を回すということ。 可視化の手順はオーソドックだが、具体例もあり参考となった。2017/02/23
kazzz
2
技術、開発部門に関する業務改善について、突っ込んだ方法や具体策の例示が少なくちょっと残念。が、ルーチン業務の可視化による改善方法、工数の考え方や「ムダ」の定義等、参考になることも多かった。できると信じて、まずは小さい単位からでも着手し、「素直にやってみる」「過去は問わない」「対案なき反対は実行」を合言葉に試してみよう。2014/05/25
siro
1
業務機能体系表を作ってみたら、定型業務は出てくるだろうか?本書のように上手く回ると楽しいだろうな2016/12/31
Aiko Tanaka
1
▲▲業務が違いからかピンとこない内容が多かったので飛ばし読み。マネージャーの仕事のところは同感。『マネージャーの仕事は3つ。1.会社の方針を展開できていない、2.業務上の異常処理ができない、3.部下の育成ができない。人材不足ではなく、人材を育てていないだけ』。業務を「判断の難易度」で3ランクに分け、単純作業を他部署からの応援でやる手法はやってみたいと思った。2015/09/09