出版社内容情報
わざわざ顧客を裏切る決定をしたコカ・コーラ、忠告を無視して歴史的大失敗をしたサムスン……。なぜ我々の意思決定は、目指すべき目標からかくも簡単に「脱線」してしまうのか?人間心理と組織行動の両方を究めたハーバード・ビジネススクールの人気准教授が、人と企業が成功するための9つの原則を解き明かす。
内容説明
コカ・コーラ、サムスン、ヤフー創業者…綿密に計画したはずなのに、なぜ、人も企業もあと一歩でしくじってしまうのか?ハーバード・ビジネススクール人気教授が提言する意思決定「9つの原則」。最新の「意思決定の科学」でわかった、成功と失敗の「分岐点」
目次
第1部 「内なる自分」―自分の内面に由来する力(なぜグリーンスパンは、サブプライムローンの危険性を見抜けなかったのか?―不正確な自己イメージに「気づかない」;マイクロソフトのヤフー買収提案額は本当に「少なすぎた」のか?―伝染する感情に「流される」;なぜサムスンにだけ「そのリスク」は見えていなかったのか?―視野が狭すぎて「見落とす」)
第2部 「まわりの人」―他者との関係に由来する力(なぜコカ・コーラは顧客を裏切る意思決定をしたのか?―相手視点の欠如で「しそこねる」;ITベンチャーが失敗するのは「友情」の過大評価のせい?―油断ならない社会的絆に「影響される」;フェイスブックをチェックするたびに「少し焦る」のはなぜ?―あからさまな社会的比較で「のせられる」)
第3部 「取り巻く社会」―外の世界に由来する力(「研究開発費」が多ければイノベーションが起こりやすい、は本当か?―的外れの情報で「決めつける」;ディズニーが社員を「キャスト」に変える魔法の正体は?―フレーミングによる微妙な変化に「ハメられる」;不正をした政治家やCEOは、なぜ平然と正当化できるのか?―状況の力と自己欺瞞の誘惑に「そそのかされる」)
著者等紹介
ジーノ,フランチェスカ[ジーノ,フランチェスカ] [Gino,Francesca]
ハーバード・ビジネススクールの経営学准教授(交渉術・組織・市場ユニット)。イタリア出身。経済学・経営学の博士号(Ph.D.)を持ち、ハーバード大学、カーネギーメロン大学等での講師を経て現職。他にも、ハーバード・ロースクールの交渉学プログラム、及びハーバードの「心・脳・行動イニシアティブ」にも正式に関わっている。意思決定や社会的影響、倫理観、モチベーション、創造性と生産性などを研究対象とし、経済学や経営学、交渉学といった枠組みを超え、社会心理学、行動経済学、組織行動学など、幅広い研究者と積極的に共同研究を行っている
柴田裕之[シバタヤスシ]
1959年生まれ。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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