内容説明
中学３年間の全単元を読むだけで復習。公式や解法の裏にある「考えるための基本」。
目次
序章 中学数学を勉強する前に知っておきたいこと
第１章 テクニック・その１―概念で理解する
第２章 テクニック・その２―本質を見抜く
第３章 テクニック・その３―合理的に解を導く
第４章 テクニック・その４―因果関係をおさえる
第５章 テクニック・その５―情報を増やす
第６章 テクニック・その６―他人を納得させる
第７章 テクニック・その７―部分から全体を捉える
終章 総合問題―７つのテクニックはどう使うのか？
著者等紹介
永野裕之［ナガノヒロユキ］
１９７４年東京生まれ。暁星高等学校を経て東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所（現ＪＡＸＡ）中退。高校時代には数学オリンピックに出場したほか、広中平祐氏主催の「第１２回数理の翼セミナー」に東京都代表として参加。現在、個別指導塾・永野数学塾の塾長を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
30
引き続き大人のための数学。総合問題はちょっとというかほとんど追い付かなかった感あり。中学数学となってるけど高校数学の定期テストより遥かに難易度が高い。こういう出題の仕方だと多分小学生レベルでも答えられない問題ありそう😅今回一番の収穫は「証明」について。証明の表記の作法とかどうしたらより良いのか模索していたけど先生ではなく自分よりも少し分かってない相手に説明するようなスタンスというのが非常に腑に落ちた。「先生ならこの前提無くても分かってくれるでしょ。」ではなく「これ一応入れておいた方があの人も 続く2022/03/19
禿童子
30
漠然と苦手意識が残っている中学数学のトラウマをはらうために読んでみた。7つのテクニックの中に中学数学の全単元が盛り込まれているのは有難い。高校受験に出された問題が例題なので歯が立たないことが多いが、解法の課程が細かく説明されるので理解できる。思考のプロセスを他人に論理的に表現できることが大事。それにしてもこの年になるまで知らなかったことが多い。平方完成は2次式を(1次式)の2乗の形に表す式変形、移項は等式の性質を使った同値変形、グラフの交点が連立方程式の解、円周角は中心角の半分、直角三角形は円に内接する。2020/10/08
ふな
10
「算数」は結果を求め「数学」は過程を求める教科だそう。学生時代「数学」がどうしても苦手で、克服できなかったのが今になって悔しく思って読んだ。名門校の問題はどれも難しくて解説を読むだけでカロリーを使う。それでも「知る」ことは面白い。「高校数学」も読んでみようと思う。2020/05/01
ma2373
5
本書を読み進めていきながら、普段どれだけ頭を使わずに生きてきたのかを痛感しました。それと同時に、自分の頭で考え答えを導き出すことの楽しさも感じることが出来ました。大人になった今だからこそもういちど数学に取り組みたいと思える1冊でした。2014/09/26
hippos
4
「大人のための数学勉強法」に続いく"中学"数学勉強法。『「やり方を知っている」ということに満足してしまうと、そこにあるはずの本質を見逃すことになってしまいます。（中略）「なぜうまくいくのだろう」という疑問をもつこと（持ち続けること）は数学ができるようになるための唯一必要な「資質」であると私は考えています』に拍手！面白かった。2014/02/12
