内容説明
遺伝子は同じなのに、なぜ1人がゲイで、もう1人は違うのか?うつ、自閉症、ガン、肥満、同性愛、浮気性…どこまでが遺伝し、どこからが遺伝しないのか?5000組の双子を研究した権威が、人間の本質に迫る。長寿、ガン治療、iPS細胞に関わるキーワード「エピジェネティクス」がわかる1冊!
目次
「遺伝子ですべて決まっている」は本当に正しいのか?―全ゲノム解析の先にあった新たな疑問
遺伝子神話とその崩壊―メンデルを超えるパラダイムシフト「エピジェネティクス」とは?
幸福遺伝子―うつ病は、生まれと育ちのどちらがもたらすのか?
才能遺伝子―あなたが身につけた能力を子どもに継がせることは可能か?
信仰遺伝子―遺伝子スイッチは信じる心さえも変えられるか?
子育て遺伝子―家庭環境は子どもに影響しない?
悪の遺伝子―虐待の世代間連鎖はとめられないのか?
死の遺伝子―単独の「心臓病遺伝子」は存在するのか?
肥満遺伝子―祖父母の過食が孫の遺伝子を変える?
癌/自閉症遺伝子―同じDNAを持っていても病にならない人がいるのはなぜか?
同性愛遺伝子―性的嗜好は遺伝子から予測できるか?
浮気遺伝子―遺伝子スイッチで性欲をコントロールできるか?
細菌遺伝子―体の中の「共生者」が人を操っている?
クローン遺伝子―双子が教えてくれる未来の切りひらき方
著者等紹介
スペクター,ティム[スペクター,ティム] [Spector,Tim]
ロンドン大学キングス・カレッジの遺伝疫学教授で、ガイズ・アンド・セントトーマス病院の名誉顧問医を務める。同病院の双子児研究所の所長も務めており、1992年に英国で世界最大規模の双子研究(UK・ツイン・レジストリ)を立ち上げ、現在にいたるまで指揮している。この研究の対象となった双子は、11,000人を超える。これまでに500本以上の論文を発表し、数々の賞を受賞。また、英国並びに日本も含む世界各国のメディアが著者らの研究を取り上げており、著者自身も出演、及び監修を務めている
野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ikutan
ntahima
kaizen@名古屋de朝活読書会
手押し戦車
じゃすぽ