内容説明
「売上を最大に、経費を最小に」すれば、儲けが生まれる。成功している会社の数字から読み説く儲けのカラクリ。
目次
第1章 AKB48はブレイク前になぜ駅前の一等地に専用劇場を持てたのか
第2章 破綻したJALは、なぜ一気に利益体質になったのか
第3章 コジマとビックカメラの次は?合従連衡が日本に活力を生み出す
第4章 ユニクロが急成長した本当のカギは、初期投資の考え方にある
第5章 スティーブ・ジョブズも泣いた「適正在庫」は、どうしたら求められるのか
第6章 青山フラワーマーケットは、なぜ市価の半額で花を売っても儲かるのか
最終章 2つの経費がわかれば、儲けの出る、強い会社になれる
著者等紹介
村井直志[ムライタダシ]
公認会計士。中央大学商学部会計学科卒業後、税務事務所、大手監査法人、コンサルティングファーム、上場企業役員などを経て、公認会計士村井直志事務所を開設。株式会社東朋FA取締役。日本公認会計士協会東京会にてコンピュータ委員会のほか、経営・税務・業務の各委員会委員、独立行政法人中小企業基盤整備機構にてIT推進アドバイザーなどを歴任。会計をビジネスコミュニケーションツールとして活用し、数字を駆使して、クライアントの経営改革支援を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
超運河 良
12
ビジネスは最終的には貢献利益がいかに高いかで強さが変わる。利幅の高い商品を売ることは収益性の向上になる。売上高利益率の向上。利幅の少ない商品の場合は、たくさん売ればそれは回転率の向上になる。薄利多売になる。一般的には限界利益に目が行くと赤字でも限界利益さえ黒字なら受注してよいというレトリックがる。ビジネスは貢献利益!独占力の強いビジネスは収益率と回転率も良く、貢献利益が高い三拍子が揃っている。経営者の会計からみると売上から変動費を引くのではなく貢献利益の強さでビジネスの重要さを判断する2015/10/02
復活!! あくびちゃん!
2
良い本だと思うが、ある程度の会計知識がないと、理解できないと思う。著者は分かり易く書いているつもりなのだろうが、会計の素人には、話しが突然飛ぶところがあり、同じ個所を何度か読み直した。例えば、AKBの話では『一社独占では営業利益ゼロが、2社で固定費をシェアすると250万円の営業利益が獲得できる』とあるが、「数学上、そんなこたぁーない」と思い、表をよく見てみると、なんの断りもなく『ソロ活動収入 500万円』が増えていた!! 現実、そういうことは起こると思うが、説明としてはインチキでは?! どうなんでしょう?2013/01/20
オッティ
1
売上原価を変動費、販管費を固定費として割り切って考えるのはある程度有効かもしれない。ただ、販管費の中の広告宣伝費は変動費的な意味合いも含んでる。売上総利益は何よりも大切だということが分かる。売上総利益率が低いとお話にならないということも。2020/01/26
よねちゃん
1
知ってることばっかりだった。2015/05/17
ともさち
1
会計を身近に感じられるかと思い読んだが、正直なところ僕には難しかった。 人件費は単純に経費としてまとめていけないというのは、総務として胸に刻んでおきたい。 いつか必ずこの本に対して適切に批評できる自分になりたい。2013/08/25