内容説明
グーグル、マイクロソフトなどの先鋭的企業がぞくぞく採用するまったく新しい意思決定の方法を、豊富な実例をもとに詳しく解説。社会問題や政治への応用法も考察する話題作。
目次
第1部 市場を使って予測する(まったく新しい商品開発の仕組み;予測市場とは何か ほか)
第2部 予測市場を社内に作る(グーグル―会社のあらゆる部分が予測市場;ベスト・バイ―予測市場が導入されるまで ほか)
第3部 これからの予測市場(独創的に応用する―医療からレアル・マドリードの経営まで;国家の安全を守るために―テロリストの市場 ほか)
第4部 予測市場を機能させるには(答えを懼れる人々;無視された警告 ほか)
著者等紹介
トンプソン,ドナルド[トンプソン,ドナルド][Thompson,Donald N.]
経済学者。トロントにあるヨーク大学シューリック・スクール・オブ・ビジネスのマーケティング名誉教授。ハーバード・ビジネススクールおよびロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでも教鞭を執っていた
千葉敏生[チバトシオ]
翻訳家。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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GASHOW
4
知識のあると思われる専門家よりも、その分野について知識はそれほどないけど予測しようと真剣なたくさんの人のほうが正しい値に近くなる。全ての物事にあたるという。ビックデータ分析の価値は、たくさんの人の行動から予測値を導きだせることだろう。官僚組織が解をえられないという事実を物語っている。2017/05/23
Kentaro
3
ダイジェスト版からの要約 ITエンジニアリング会社のライト・ソリューションズ創設者のジム・ラヴォワとジョー・マリーノは、ほぼありとあらゆるものに投資できる予測市場を築き上げた。従業員達に会社の将来的な方向性を託し、会社の未来に関心を抱いてもらい、その意見に耳を傾け、優れたアイデアに報酬を与えるのが目的だ。この市場は、通称ミューチュアル・ファン・マーケットと呼ばれる。この市場では、ライト・ソリューションズの従業員なら誰でも、新しい製品、サービス、事業、テクノロジーや、既存の事業を効率化する方法を提案できる。2018/06/18
ぎるっちょ
1
少し難しい部分あったが、実例に触れて現実で起こっている予測市場の話は読みごたえがあった。2023/08/19
KUMA
1
長い道のりだった2015/09/03
Akitoshi Maekawa
1
予測市場とは結局何か?理解が難しかったな。集合知と行動心理学と統計と・・・これらが混ざったような先進的な知見。咀嚼できひんなー2014/02/02