内容説明
現役キャリア技官が告発。科学的根拠なき対策で発がんリスク増大。放射線被害、インフルエンザ、水俣病、薬害肝炎、薬害エイズなど、厚労省が繰り返す愚策を許すな。
目次
第1章 放射線の健康被害―わかっていること、いないこと(たかをくくっていた日本政府;「放射線は安全」という説は正しいか ほか)
第2章 誰のために安全基準があるのか(放射線の単位についておさらいしておこう;安全のための「基準値」とは何か ほか)
第3章 放射線規制値は絶対ではない(ホールボディカウンターは絶対ではない;「確定的」健康被害と「確率的」健康被害 ほか)
第4章 放射線だけではない!国の危機管理の甘さ(国家にとっての「危機」とは何か;誤った危機管理の方法(水際作戦;特攻隊) ほか)
第5章 「絶対安全」という宗教からの脱却に向けて(「科学的根拠」の欠落した危機管理政策;真の「専門家チーム」を結成せよ ほか)
著者等紹介
木村盛世[キムラモリヨ]
医師、厚生労働医系技官。筑波大学医学群卒業。米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程修了(MPH、公衆衛生学修士号)。優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンス大学デルタオメガスカラーシップを受賞する。内科医として勤務後、公衆衛生の道へ。米国CDC(疾病予防管理センター)多施設研究プロジェクトコーディネイターを経て帰国。財団法人結核予防会に勤務。その後、厚生労働省入省。大臣官房統計情報部を経て、現在は厚労省検疫官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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