マエカワはなぜ「跳ぶ」のか―共同体・場所・棲み分け・ものづくり哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478015124
  • NDC分類 530.9
  • Cコード C0034

内容説明

集団の発想が「跳んだ」とき、イノベーションが起きる。「場所」を掘り下げていくと無競争の「棲み分け」に行きつく。日本のものづくりは、文明から哲学へ。

目次

第1章 無競争のビジネスモデルを生物から学ぶ(「物を冷やすこと」から出発した会社が、なぜ…;コンプレッサー技術の高度化が、ある日、超電導に ほか)
第2章 マエカワはどうやって「跳ぶ」のか(1)―環境変化をうまく察知し、それをメンバー間で共有する(感覚知にすぐれた組織にする;組織が共同体になって「公」を見出す ほか)
第3章 マエカワはどうやって「跳ぶ」のか(2)―組織の質を高め、なりたい目標に自分たちを変えていく(「動と静」を用いて組織の質を高める;場所性をとらえて競争から自由になる ほか)
第4章 「跳ぶ」を可能にする十の要諦(生の情報を大切にしているか;無私になって感覚を共有できるか ほか)
第5章 日本企業本来の生き方に戻れ(高齢者こそベンチャーの旗手;西田哲学が解き明かす日本的製造業の深さ ほか)

著者等紹介

前川正雄[マエカワマサオ]
株式会社前川製作所顧問。MAYEKAWA HOLDING CEO。1932年生まれ。1955年3月、早稲田大学理工学部工業経営学科卒業。同年3月、前川製作所入社。1959年3月、同取締役、1964年3月、同専務取締役、1971年3月、同代表取締役社長、1996年3月、同代表取締役会長、2002年3月、同取締役会長、2004年3月、同取締役名誉会長、2009年6月、同顧問。1986年11月から財団法人前川報恩会理事長。1988年6月から財団法人和敬塾理事長

野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
一橋大学名誉教授、クレアモント大学ドラッカースクール名誉スカラー、カリフォルニア大学バークレー校ゼロックス名誉ファカルティスカラー、富士通総研経済研究所理事長。1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。富士電機製造勤務の後、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D.取得。南山大学経営学部、防衛大学校、北陸先端科学技術大学院大学、一橋大学大学院国際企業戦略研究科各教授を経て、現職。2008年の「世界で最も影響力のあるビジネス思想家20」(米ウォール・ストリート・ジャーナル紙)に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tkokon

3
【再読!】書かれている内容の10%も理解できたか自信が無いが、「こういう考え方ってとても大事だなぁ」というのは強く感じた。言葉を尽くして感覚を共有するのではダメ。言葉を尽くさなくても感覚を共有できる人たちが、その感覚を共有することで「跳ぶ」ことができるのだ。 『あれって、いいよね』『うん』という共有できるものを持てる集団というのは、確かに強いだろうなぁ。そういう集団で「跳ぶ」経験って、至福の体験だろうなぁ。また読もう。2013/03/18

shun

2
感覚知がキーワード。ハッとしたときの感覚って大事だな。2011/09/17

タケチャン

1
すごい会社があったもんだ。もし私が就活中の学生であったら、ぜひ就職してみたい会社の一つだ。コンプレッサー製品から出発して、冷凍機、冷蔵庫、食品加工ロボット、さらには自然農のキーワードとなるエンドファイト(共生微生物)まで手がけるなど、実に面白い。  チョット他にない哲学を持っている。私の知り合いのI社も少し似ているが、ここまで思想としてまとまった会社を私は知らない。2014/03/03

Makoto Murata

1
後でもう一度読もう。感覚的には理解出来たような気がするけど、表現が難しい。感覚知ですから…。この本、面白いし共感できる。2013/01/04

Yukiko Yosuke

0
面白くて一気に読んだ。企業を「私」ととらえ、場を「公」と捉えるのが、新しい感覚。場の中に存在する「感覚知」を認識し、そこから、新しい価値を生み出す(見出す?かも)ということ。2013/01/04

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