内容説明
メンバーのやる気にどうやって火をつけるか?目標設定、評価測定、コミュニケーション、会議運営。ドラッカー流チームマネジメントのポイントがわかる。
目次
1 チームで働くということ―チームづくりとマネジャーの仕事
2 メンバーを育成する―やる気に火をつけ、成長を支援する
3 目標を掲げる―組織と個人のベクトルを合わせる
4 自ら評価測定する―測る尺度を工夫する
5 仕事環境を整える―仕事を分析し、組織化する
6 チームを活性化させる―コミュニケーションと会議運営
著者等紹介
上田惇生[ウエダアツオ]
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶応義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、ものつくり大学教授を経て、現職。ピーター・F・ドラッカー教授の主要著作のすべてを翻訳。もっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会代表
佐藤等[サトウヒトシ]
佐藤等公認会計士事務所所長、ドラッカー学会監事。1961年函館生まれ。1984年小樽商科大学商学部商業学科卒業、2002年同大学大学院商学研究科修士課程修了。1990年公認会計士試験合格後に開業し、現在に至る。主催する(有)ナレッジプラザの研究会として「読書会」を北海道と東京で開催中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつお
14
チームとしての生産性を高めるための本。 良いチームは個々人の強みを活用し、それぞれの弱みを打ち消す。そのために、各メンバの能力を明確に把握、具体的な目標とともに、チームを導く必要がある。また、各メンバが主体的に動ける状態が理想である。調整業務・会議が全労働時間の25%を超えていれば、調整が必要である。 何事においても、過去を振り返り小さな改善を繰り返すPDCA・PDRサイクルは重要なもの。本書以外からも、ヒントを得ながらより良い成果をあげたい。2022/04/10
まわる
6
所属している組織をチームとしてみると、自分の在り方についても参考にできる内容。興味深いなと思ったのが評価はマネジャーが行うものではなく、メンバー自身が行うものを支援するものだということ。自己管理なくして責任を持つことはできない、働きがいを与えるには仕事そのものに責任を持たせなければならない。ドラッカーの視点は人情的なものを感じて好ましい。自分はカープファンなので、ここ近年の緒方監督のチーム作りと照らし合わせて読んだりもしてみた。改めて緒方監督のマネジメント能力の高さを感じる。2019/05/28
凌🔥年300冊の読書家🔥
6
チーム 組織として、成果を明らかにする。 そのために、 互いにコミュニケーションを行う。 強みを活かし合うのか組織2019/04/18
とみやん📖
6
エッセンシャル版以上にエッセンシャル。 度々、読み返したい。 良書。2017/04/21
難波猛
4
#読書 ◆仕事と人のマネジメント、最小単位がチーム ◆メンバーの強みを生かし弱みを無意味にする ◆マネジャーの役割=部分ではなく全体(空間)、短期と長期(時間)の成果を生み出す ◆使命、成果、役割、貢献を考える ◆責任(レスポンジビリティ=お互いに返す) ◆企業の目標=顧客の創造、利益は組織の存続条件、利益でなく価値から考える ◆評価測定=自己修正/成長するための情報 ◆いかに管理するか→何を測定するか ◆中の効率より外への成果を測定する ◆情報過多を避け重要な情報だけ集める ◆理想の組織=会議のない組織2022/07/06