神様の女房―もう一人の創業者・松下むめの物語

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神様の女房―もう一人の創業者・松下むめの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478013991
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C2034

内容説明

丁稚から身を起こし、後に松下電器産業(現パナソニック)を一代で築き上げた稀代の経営者には、数々のエピソードが残され、それらは今なお語り継がれている。だが、そんな幸之助の奇跡の成功ヒストリーを、陰で支え続けた“もう一人の創業者”がいたことは、意外に知られていない。その人物こそ、幸之助の妻、むめのだった。五里霧中の商品開発、営業の失敗、資金の不足、苦しんだ人材の採用と教育、関東大震災と昭和恐慌、最愛の息子の死、そして戦争と財閥解体…。幾度も襲った逆境を、陰となり日向となり支え、「夫の夢は私の夢」と幸之助の描いた壮大なスケールの夢を二人三脚で追いかけていったのが、むめのだった。松下幸之助夫妻の“最後の執事”が綴る、「松下むめの」物語。

目次

プロローグ 奥さん、ほんまにありがとう
第1章 なにも、そんな人を選ばなんでも
第2章 おしるこ屋でも始めてみよか
第3章 ほんまにむさんこなお人や
第4章 幸之助さんの夢は、この程度やない
第5章 松下幸之助に清き一票を
第6章 妻も、主人と一緒に成長せなあかん
第7章 夫婦喧嘩の後は、妻から話しかけな
第8章 この人が女王はんでしたんか
第9章 よくもまあ、ここまで
第10章 もっとゆっくり歩いとくなはれ

著者等紹介

高橋誠之助[タカハシセイノスケ]
1940年京都府生まれ。1963年神戸大学経営学部卒業後、松下電器産業株式会社(現パナソニック)入社。主に広島営業所などで販売の第一線で活躍。入社7年目、29歳のとき突然に本社勤務の内示があり、以来、松下家の執事の職務に就き、20年以上にわたり松下家に関する一切の仕事を担う。幸之助とむめのの臨終にも立ち会い、執事としての役目をまっとうする。その後、幸之助の志を広めるために1995年に設立された財団法人松下社会科学振興財団の支配人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みえ

50
松下幸之助さんの本は何冊か読んでいるが、この本は奥さんのむめさんが主人公。どちらもスゴイ人。読むと背筋が伸びるような感じ。 小学生の頃、自転車で10分ほどの所の松下公園が私の遊び場だった。すぐそばに松下さんの生家があったらしい。2020/09/24

スケキヨ

21
プロローグから涙でした。松下電器産業の創業者・松下幸之助氏を影で支え続けた奥様・松下むめのさんの伝記。松下氏とのお見合いを「人からもろうた人生ではなく、自分自身で人生を作っていくことができる」と言って受ける方。奥様のお母様の徹底した躾・教育を受け常に本質を見抜き大事にし、内助の功に徹する姿が最初はただ凄いなぁと感じつつ、最後の方はもう圧倒でした。松下と関わったすべての人に喜んでもらいたい、ただそれだけの思いなのに行き渡る誠実さには圧倒の二文字しかありませんでした。厳しいけれど朗らかなご夫婦のお写真に感涙。2011/11/30

みんと

19
松下幸之助氏の妻、むめのさんの視点から書かれていて、結婚当初の貧しい時代から、松下電器産業を築き上げるまでの苦労話やお二人のエピソードなど興味深く読んだ。 内助の功を発揮し、何度も襲う逆境にも負けず、夫を信じ、支え続けた強さは、とても真似できるものではない。 松下電器のもう一人の創業者という名に相応しいむめのさんの生涯に胸が熱くなった。2011/11/30

本読みじいさん

17
経営の神様は元々大阪人ですし松下幸之助は知ってましたし、松下電産の前もよく通りましたからしってましたが奥様むめのさんの話はこの本ではじめてしりました。すばらしい奥様だなあと〜人の嫁と比べてうらやましがる前に僕自身がこれではいかんと感じさせられました。松下電器産業も三洋電機も今では名前が変わっちゃいましたね。時代は流れていくんやな2011/10/31

ジェンダー

15
松下幸之助の本はたくさん出ていますが、今回のような奥さんに焦点を当てた本は少ないと思うので今回読んで見て幸之助の苦労だけでなく、奥さんの支えも描かれていて興味深く読みました。読んで見て何回も読み返して学びたいと思いました。いろんな方に読んで見て欲しいと思います。2013/01/31

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