誰も知らなかった絵画の見かた―ゴヤ、ターナー、ドラクロワをどう見るか

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  • サイズ B6判/ページ数 186,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784478013281
  • NDC分類 707.9
  • Cコード C0071

内容説明

こう観れば面白い!手にとったすべての人が美術館に足を運びたくなる、巨泉流・究極の美術鑑賞ガイドブック第3弾。

目次

ロココ絵画を代表する夭折の天才ヴァトー
ロココの“時代”を画いた万能の職人、ブーシェ
使命をもってロココを完成させたやはり「万能」のフラゴナール
対照的な二人甘いグルーズと静かなシャルダン
ロココから出て、近代絵画の祖となった巨人、ゴヤ
文字通りイギリス絵画の「父」となったホガースと風刺画
十八世紀のイギリス絵画の双璧レノルズとゲインズバラ
「自然主義」で、実は「ロマン主義」だったカンスタブルの芸術
「品行」のために爵位はもらえなかったがターナーはイギリス最大の画家
とにかく“熱い人”だった新古典主義の巨匠ダヴィッド
果たしてアングルは新古典主義者だったのか?
画きたいものだけを画いたロマン主義の創始者ジェリコー
孤独と病魔と闘いながらロマン主義を確立したドラクロワ
トラウマを背負って生きたドイツ・ロマン派のフリードリッヒ

著者等紹介

大橋巨泉[オオハシキョセン]
本名・大橋克巳。早稲田大学政治経済学部新聞学科中退。ジャズ評論家、テレビ構成作家を経て、テレビタレントに転身。『11PM』、『クイズダービー』、『世界まるごとHOWマッチ』などヒット番組を数多く手がけた。1990年、セミリタイアを宣言し、日本、カナダ、ニュージーランドなどに家を持ち、季節ごとに住み分ける「ひまわり生活」を送る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

14
先日亡くなられた大橋巨泉氏の美術鑑賞シリーズ3冊目。著者は自己主張が強い様に見えるが大変な勉強家で、学んだ事を率直に確かめてさらに勉強する姿勢が常人離れしていると思う。このシリーズも、言葉が明瞭なのに押し付けがましさが感じられず読みやすい。本書の対象はロココからロマン主義辺りで、あまり馴染みはなかったが、その魅力を多少感じ取れた気がする。教養として教えるのではなく、魅力を感じ取らせるのは難しい事だ。子供の頃見た11-PMの人だと思うとさらに感慨深い。堂々と金粉ショーをやってたもんなあ。2016/08/23

nizimasu

3
大橋巨泉の絵画の旅はついに18世紀に。イタリアからフランスのロココから始まるテーマは、スペインのゴヤでクライマックスを迎えるように思える。意外と興味がわかなかったイギリスの絵画も巨泉氏の好奇心でなるほど面白く思える2012/07/25

aiko

1
食卓で読み解く絵画を借りようとして間違えて借りてしまい、作者を見たら、大橋巨泉で、何でも探偵団で自慢ばかりしている姿しか思い出せず、しまったと思って、読み始めたら、とても謙虚で真面目な文章に驚いた。他の2冊も読もうと思う。ただ、写真が小さいのが難点。実物を見に行ける人間ばかりじゃないし。2013/05/09

がんぞ

0
「革命」の時代、「政治」の時代。教会や貴族の所有物でない、ブルジョアが購入し来客などが鑑賞する西欧文化(教養)の精髄。教育者も家庭教師から学校に移って大衆化。画家の出身もまちまちの階層からとなる(親が金持ちは有利、金持ちで感性豊かならなおのこと)。ナポレオンが『革命政府を防衛』しようとしたこと、占領したイタリアから美術品を徴発しルーブル宮殿を美術館としたことで芸術は庶民の眼福となった。スペインはゲリラ抵抗でナポレオン失脚の因となったが、その過程でゴヤの告発/美術史に触れられること少ないイギリス絵画に詳しく2016/09/03

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