内容説明
今のままでは、日本の農業は、雇用の受け皿にも、高収益の産業にもならない。日本の食料安全保障もおぼつかない。では、どうすればいいか。元農林キャリア官僚の著者が、農業参入企業に自らインタビュー。各社の悪戦苦闘と創意工夫の数々から、農政の問題を浮き彫りにし、農業をビジネスとして創造するための処方箋を提示する。
目次
第1章 日本の農業はなぜ儲からないのか?
第2章 農に挑む会社1 らでぃっしゅぼーや―職人技と売る仕組みの連携で農業をビジネス化
第3章 農に挑む会社2 ワタミファーム―土地の獲得と土作りに苦心、農協金融との決別で農家と組む
第4章 農に挑む会社3 セブンファーム―環境循環型モデルをビジネス化し農家の協力を引き出す
第5章 農に挑む会社4 カゴメ(加工用トマト事業)―国産トマトを守るための農業の効率化とシステム化
第6章 農に挑む会社5 カゴメ(生食用トマト事業)―技術・流通革新の一方で強いられる農政との闘い
第7章 農に挑む会社6 パルシステム―生産者と消費者を巻き込んだ社会的運動を支えるシステム
第8章 誰が農業をダメにしているのか?
第9章 農業を発展させる農政を実現するために
著者等紹介
山下一仁[ヤマシタカズヒト]
経済産業研究所上席研究員。東京財団上席研究員。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。1955年、岡山県生まれ。1977年東京大学法学部卒業後、農林水産省入省。1982年、ミシガン大学にて応用経済学修士、行政学修士。2005年、東京大学農学博士。農林水産省ガット室長、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任。2008年農林水産省を退職し、同年4月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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