「よかれ」の思い込みが、会社をダメにする―飛躍的成長を実現する全体最適のマネジメント

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 148p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478011478
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

内容説明

会社を悪くしようと思って行動している人はいない。だが、「よかれ」と思って頭をひねり、「よかれ」と思って始めた経営改革、現場改善が、よりいっそう深刻な状況を引き起こしていることも決して珍しくない。これまで正しいことだと信じられてきた数々の「よかれ」の思い込み、間違った仮定を明らかにし、利益を生み出す全体最適へのパラダイムシフトの必要性を説き明かす。

目次

第1章 「コストダウンすれば、利益が増える」という思い込み(ますます厳しくなる現実;変わることの難しさ ほか)
第2章 「現場を効率化すれば儲かる」という思い込み(現場は生き物;工場は交通渋滞 ほか)
第3章 「お客様はコストダウンを求めている」という思い込み(ますます厳しくなるコストダウン要求;長続きしない期待の新商品 ほか)
第4章 全体最適へのパラダイムシフト(強くなる絆―本当の意味でのパートナーシップの実現;集中の力―改革は常に1か所 ほか)

著者等紹介

岸良裕司[キシラユウジ]
1959年生まれ。ゴールドラット・コンサルティング・ディレクター。日本TOC推進協議会理事。TOCをあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果の1つとして発表された「三方良しの公共事業改革」は、ゴールドラット博士の絶賛を浴び、07年4月に国策として正式に採用された。成果の数々は国際的に高い評価を得て、活動の舞台を日本のみならず世界中に広げている。08年4月、ゴールドラット博士に請われて、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任し、日本代表となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tnakam38

2
「よかれ」は日本人の美徳なのかもしれませんが、こういうことありますね。全体最適から見るとマイナスなことなのに、本人がよかれと思っていると、なかなか改善が難しいものです。本の内容は結局のところ「マネジメントの工程表」(同著者の本)に近く、バッファの持ち方を1箇所に集約して改善しましょうといったことでした。「よかれ」を崩すためのパラダイムシフトの手法についてはあまり言及がありませんでした。ここの方法論が充実しているともっと良かったです。2012/01/07

バジンガ

1
全体最適、組織にいるとなかなか本音で使えない言葉です。組織が大きくなればなるほど、縦割りで部分最適を図るのが、自然ですから。2019/03/28

七篠権兵衛

1
在庫を減らして利益を上げる。そのためにコストダウンをする。しかしボトルネックの部分があるため改善とならない。…改善するためには全体的な最適化が必要。言うは易く行うは難し。2012/01/18

ちぶぞう

1
うわさに聞くTOC理論をイラスト交えて分かりやすく語ったもの。なるほど、トヨタ生産方式を理論化したものね。2009/09/30

Nozaki Shinichiro

0
ビジネス版の「地獄への道は善意で敷き詰められている」という話。現場は努力していることを認めるところから始めるのは対日本人なら現実的と思います。自分に近い分野ということもあり、こういう類の本の中ではかなり面白かったです!2013/04/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/418058
  • ご注意事項