内容説明
高収益企業の経営には、海面下の見えない部分に、精緻に設計された、高収益を支える構造体が、存在する。その構造体を、四つの要件と十四のシンプルな原則から成る「プロフィット・ピラミッド」として描き出し、一般企業にも当てはまる高収益実現のポイントを、テーマの困難さとは裏腹に、分かりやすく、コンパクトに、示す。
目次
第1章 日本の高収益企業(キーエンス―合理主義の経営;ローム―垂直総合による付加価値の取り組みを徹底する企業;ファナック―巧妙な戦略と精強な組織を併せ持つ企業;シマノ―広範な現場情報に基づく戦略的判断と大胆な実行による経営;ヒロセ電機―捨てる経営;マブチモーター―危機に学ぶ経営)
第2章 プロフィット・ピラミッドとは(なぜ砂漠ではコップ一杯の水が一万円で売れるのか;今回取り上げた高収益企業の状況;プロフィット・ピラミッドとは;プロフィット・ピラミッドとはを構成する四つの要件)
第3章 プロフィット・ピラミッドに基づく高収益を実現する十四のシンプルな原則(顧客提供価値の最大化;競争の徹底回避;創出価値最大化のための自社能力設計;高利益率追及の強い姿勢)
第4章 プロフィット・ピラミッドを実行に移すために(高収益経営は必ず実現できる;組織の抵抗、ホメオスタシスが高収益目標実現の障害となる;ホメオスタシス解消の方法:小プロジェクトで成功体験を創出;小プロジェクトの進め方;最後に)
著者等紹介
浪江一公[ナミエカズキミ]
事業戦略再構築、新規事業参入戦略、および技術戦略の分野を得意とする経営コンサルタント。電機メーカーを経て、米国系・日系経営コンサルティング会社および(株)フュージョンアンドイノベーションにて内外の企業を対象に数多くのコンサルティング経験を持つ。またITベンチャーにおいて起業を経験。現在、(株)フュージョンアンドイノベーション、ディレクターおよび日本工業大学専門職大学院客員教授。北海道大学工学部、米コーネル大学経営学大学院(MBA)卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mura_海竜
Nagashima Daisuke
AG
ikuyack
よねちゃん