出版社内容情報
先鋭の建築家らの手による「現代の広場」、また設計意図を超え自然に人が集まる場など公共空間の様々な事例を紹介。英訳付。
〈まちで活き活きと使われている空間、その共通点は何か〉
〈人を集める場、その空間デザイン論の集大成〉
教会などを中心としたパブリックスペース=〈広場〉をもつ西洋都市。一方日本は代わりに古来「ニワ」と呼ばれる、仮設性・公共性の高い場(市場や祭礼時の寺社境内など)が都市の〈広場〉でした。時が移って現在、そのような場は都市の中でどの
ように現れ、どのように使われており、またどういう場が望まれているのかを紹介・検証します。隈研吾をはじめとする先鋭のクリエイターの手による独自的な「現代の広場」、また意図を超え、自然に人が集まる「想定外の広場」など様々な事例を紹介、よりよい街・場の作り方、街のつかいかたの一案を提示します。英訳付で広く世界に発信。
【著者紹介】
建築家
内容説明
まちで活き活きと使われている空間、その共通点は何か?先鋭の建築家らの手による「現代の広場」、また設計意図を超え自然に人が集まる場など公共空間の様々な事例を紹介!現代日本における「パブリックスペース」論の集大成!英文対訳付。
目次
実体への回帰
隈研吾建築作品にみる「広場」(アオーレ長岡;la kagu;木挽町広場(歌舞伎座)
マルセイユ現代美術センター ほか)
日本独自の広場、その多様性の検証
日本の広場事例集(金沢21世紀美術館;熊本駅東口駅前広場(暫定形)
東急プラザ表参道原宿「おもはらの森」
録 museum ほか)
新たなパブリックスペースの復権
空間を超えた広場の在り方
著者等紹介
隈研吾[クマケンゴ]
1954年生。東京大学建築学科大学院修了。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。現在、東京大学教授。1997年「森舞台/登米市伝統継承館」で日本建築学会賞受賞、その後「水/ガラス」(1995)、「石の美術館」(2000)「馬頭広重美術館」(2000)等の作品に対し、海外からの受賞も数多い。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞
陣内秀信[ジンナイヒデノブ]
1947年生。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。イタリア政府給費留学生としてヴェネツィア建築大学に留学、ユネスコのローマ・センターで研修。現在、法政大学デザイン工学部教授。専門はイタリア建築史・都市史。主な受賞歴に、サントリー学芸賞、地中海学会賞、イタリア共和国功労勲章(ウッフィチャーレ章)、パルマ「水の書物」国際賞、ローマ大学名誉学士号、サルデーニャ建築賞2008などがある
鈴木知之[スズキトモユキ]
1963年生。明治大学建築学科卒業、東京都立大学大学院建築学科修士課程修了。山本理顕設計工場勤務後、都市・建築写真家に転向。法政大学エコ研兼任研究員として、南イタリア調査/陣内研究室(2008~2009)、東北調査/岡本研究室(2013)に参加。現代写真研究所講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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