内容説明
時代の空気を雄弁に物語る躍動感にあふれた５００余点の写真たち。あわせて各界著名人による心にしみるエッセイも収録。
目次
１章 日々のくらし、街のにぎわい
２章 うつりかわる街並み
３章 のりものの変遷
４章 元気な子どもたち
５章 青春の日々
６章 京都が騒然
７章 キネマの京都
８章 夜の風景
著者等紹介
白幡洋三郎［シラハタヨウザブロウ］
大阪府出身・国際日本文化研究センター教授。昭和２４年（１９４９）生まれ。京都大学卒業、西ドイツのハノーファー工科大学に留学。京都大学農学部助手、国際日本文化研究センター助教授を歴任。平成６年『プラントハンター―ヨーロッパの植物熱と日本』で毎日出版文化賞奨励賞受賞、平成８年には日本造園学会賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
31
ずばり一言「空襲なき戦後復興」。戦後３０年間に撮影されたアマチュア写真を中心に収録。京都は空襲が少なかったため、古い街並みがかなり残されたが、表紙の祇園祭風景も、全く現在のものと異なり、今や同じ経路を巡行することは不可能。写真の一回性をこれほど感じさせる例も珍しいだろう。いくら似ていても、同じ歴史は繰り返さないことを見せつけられる。何気ない日常スナップもそうなのだ。2016/12/16
