出版社内容情報
絵本とは〈ことば〉と〈絵〉の織りなす力関係によって成り立つ芸術形式である─ことばと絵の相互作用に着目し、「対称・重複」「補完」「敷衍・増強」「対立・矛盾」の4つのカテゴリーから絵本の分析を試みる。絵本研究必携の書。
内容説明
絵本における“ことば”と“絵”の相互作用に着目し、「対称的な絵本」「補完的な絵本」「敷衍する・増強する絵本」「対立的な絵本」4つのカテゴリーから分析を試みる。巻末にはビブリオグラフィー(邦訳データ付)、タイトル・人名索引を掲載。
目次
第1章 この本は誰のものなのか
第2章 設定
第3章 性格描写
第4章 語りの視点
第5章 時間と動き
第6章 模倣的再現と非模倣的再現
第7章 比喩的言語、メタフィクション、相互関連テクスト
第8章 絵本の周辺要素
著者等紹介
ニコラエヴァ,マリア[ニコラエヴァ,マリア][Nikolajeva,Maria]
スウェーデンのストックホルム大学教授、フィンランドのアボ・アカデミー大学准教授などを経て、現在イギリスのケンブリッジ大学教授。2005年、大阪国際児童文学館から、すぐれた研究者に与えられる国際グリム賞を受賞した
スコット,キャロル[スコット,キャロル][Scott,Carole]
サンディエゴ州立大学名誉教授。ここ5年ほどは主に絵本の研究に携わり、絵本の意味伝達、視点、大人と子どもの読み手、ファンタジー、シュールレアリスム、ポストモダニズム、ジェンダー構築、意識の描き方などをテーマに、精力的に論文を発表したり、口頭発表を行ったりしている
川端有子[カワバタアリコ]
日本女子大学家政学部児童学科教授。英語圏の児童文学を研究している
南隆太[ミナミリュウタ]
白百合女子大学英語英文学科教授。専門はイギリス文学(演劇)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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