出版社内容情報
フットボールを主な対象として実践事例から共通法則を取り出し、「スポーツにおける戦略」という現象を帰納的に論じることを目指した
内容説明
あいまいな定義のままでの議論から、多様な実践事例より共通法則を取り出した「スポーツ戦略論」への転換!!スポーツ実践で発生する現象と学術研究を融合させたスポーツの戦略とは…「スポーツ戦略論」への第一歩。
目次
第1章 スポーツ戦略論の基本フレーム(戦略の系譜による問題の提起;「スポーツにおける戦略」の系譜と概念の整理;わが国のスポーツ戦略)
第2章 スポーツ戦略の実態(スポーツ統括組織におけるエリート育成とグラスルーツ・スポーツの普及;リーグ機構のビジョン;学生スポーツの育成戦略―大学フットボールを事例として;戦略目標の到達と再設定)
第3章 スポーツ戦略の動態(学生アスリート組織構築のための戦略;アマチュア組織における戦略の系譜;リーダー教育における新たな戦略;レジリエンスとの闘い)
第4章 スポーツ戦略の諸相(陸上競技という複合種目の戦略;柔道のスポーツ化とその戦略;リクルーティングの戦略;トレーニングという戦略;情報(データ)分析という戦略)
終章 現状の課題と戦略論の将来像(組織としての情報戦略;実体論としてのスポーツ戦略)