出版社内容情報
認知行動療法を教育に応用して、心の健康を保つのに必要な力を育てようと考案された「こころのスキルアップ教育」についてまとめた。
内容説明
「認知行動療法」を学校で活用。教室(授業および日常生活)で、保健室で、相談室で子どもたちの「こころの力」を引き出し、はぐくむためのエッセンスが盛り込まれている。
目次
第1部 こころのスキルアップ教育を支える理論―認知行動療法のエッセンス(認知行動療法を用いたこころの整理法;問題を見極め解決していくプロセス;怒りへの向き合い方;相手を思いやり、自分を大切にするコミュニケーション)
第2部 こころのスキルアップ教育の実践―認知行動療法の学校での活用(こころのスキルアップ教育プログラム;こころのスキルアップ教育プログラム特別支援学級編;認知行動療法の手法を活用した保健室での子どもとの関わり;認知行動療法の手法を活用した学校での相談活動)
著者等紹介
大野裕[オオノユタカ]
精神科医。慶應義塾大学医学部卒業と同時に、同大学の精神神経学教室に入室。その後、コーネル大学医学部、ペンシルバニア大学医学部への留学を経て、慶應義塾大学教授(保健管理センター)を務め、2011年6月より、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターセンター長に就任。国際的な学術団体Academy of Cognitive Therapyの公認スーパーバイザーであり、日本認知療法学会理事長
中野有美[ナカノユミ]
精神科医。椙山女学園大学准教授。名古屋市立大学医学部を卒業後、同大学の精神医学教室に入局、同教室の大学院を修了。同大学助教授を経て、2012年4月より現職。大学院時代より認知行動療法の臨床と調査・研究に携わる。国際的な学術団体Academy of Cognitive Therapyの認定治療者、認定評価者であり、日本認知療法学会幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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