内容説明
何をどこまで教えればよいのか、どのように説明すると効果的か、生徒はどんな所でよくつまずくのか―豊富な指導経験をもとに、教室で英文法を教えるにあたっての勘所を説く。
目次
文の成り立ちと文型
動詞と時制
助動詞
態
不定詞
動名詞
分詞
比較
関係詞
仮定法
疑問文と否定文
時制の一致と話法
強調・倒置・挿入・省略・同格
名詞
冠詞
代名詞
形容詞・副詞
前置詞
接続詞
著者等紹介
萩野俊哉[ハギノシュンヤ]
1960年新潟県小出町生まれ、柏崎市育ち。1984年東北大学文学部英語学科卒業。現在、新潟県立新潟向陽高等学校教頭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nobu A
4
英語教育21世紀叢書」シリーズ5冊目。まえがきに英文法の専門的研究書でなく、中高の教壇に立つ一介の英語教師とあるが、非常に素晴らしい本。習得が難しい文法項目を抽出し、或問形式で豊富な例文と的を射た解説。日本人学習者が間違いやすい点を押さえ、どんなアプローチが良いか叙述しているだけに、上級レベルを目指す学習者が参考書としても読める。「何故この文法項目を学ぶ必要があるのか」理由もあり、学習者のモチベーションを考慮しているのが実践家らしい。日々学生の為に腐心される姿が目に浮かぶ。教師の鑑。「隔靴掻痒」の1冊。2021/01/05