出版社内容情報
漢詩をいっそう面白く読むための作法・流儀について、杜甫・李白・白居易らの名詩を多数紹介しながら説き明かしていく。
松原 朗[マツバラ アキラ]
著・文・その他
内容説明
知れば知るほど、漢詩はもっと面白くなる。李白・杜甫・白居易らの名詩を多数紹介しながら、漢詩ならではの流儀、魅力を説き明かす。
目次
第1章 漢詩のテーマ(送別;留別;行旅(行役) ほか)
第2章 漢詩の歳時(二十四節気;花信風;元日(元旦) ほか)
第3章 詩語のイメージ(草木;鳥獣虫魚;天文・気象・地理)
著者等紹介
松原朗[マツバラアキラ]
東京都出身。専修大学文学部教授。早稲田大学文学研究科博士課程単位取得満期退学、文学博士(早稲田大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shogo Iida
1
漢詩を愉しむためには、最終的に和訳や書き下しでなく、原文から直接意味を取るのが一番だと思っている。そのために大切なのは、一つでも多くの詩語を習得することである。詩語とは、漢詩を構成する単語のことで、その意味を速やかに取れれば、そこに込められた典籍や文化の蓄積を再生できれば、原文の理解力は格段に違ってくる。この本はそんな詩語を構成する主題や季節、風物をまとめたものである。漢詩初心者も、もちろん楽しく読めるが、上記の漢詩を原文で読みたいと考える層の、詩語習得の第一歩として、一層おすすめしたい。2015/06/14