内容説明
アドラー心理学入門の決定版!ウィーンからニューヨークへと活動の拠点を移したアドラーが初めて英語で出版したアドラー心理学全体を俯瞰できる重要著作。過去と自己への執着から離れ、仲間である他者に貢献することを目指す共同体感覚をいかに育成するべきかを人生の諸相の考察を通じて明らかにする。
目次
個人心理学の原理
限界を克服すること
劣等コンプレックスと優越コンプレックス
ライフスタイル
早期回想
身体の動きと態度
夢とその解釈
教育と問題のある子ども
誤ったライフスタイル 症例
犯罪と共同体感覚の欠如
恋愛と結婚
性とセックスの問題
結論
著者等紹介
アドラー,アルフレッド[アドラー,アルフレッド][Adler,Alfred]
1870年‐1937年。オーストリアの精神科医。1902年からフロイトのウィーン精神分析協会の中核的メンバーとして活躍したが、1911年に学説上の対立から脱退した。フロイトと訣別後、自らの理論を個人心理学と呼び、全体論、目的論などを特色とする独自の理論を構築した。ナチズムの台頭に伴い、活動の拠点をアメリカに移し、精力的な講演、執筆活動を行ったが、講演旅行の途次、アヴァディーンで客死した
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。現在、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)、近大姫路大学看護学部・教育学部(生命倫理学)、明治東洋医学院専門学校教員養成課程(教育心理学)非常勤講師。日本アドラー心理学会認定カウンセラー、日本アドラー心理学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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