柏艪舎文芸シリーズ<br> 満州 奇跡の脱出―170万同胞を救うべく立ち上がった3人の男たち

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柏艪舎文芸シリーズ
満州 奇跡の脱出―170万同胞を救うべく立ち上がった3人の男たち

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  • サイズ B6判/ページ数 351p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784434160554
  • NDC分類 936
  • Cコード C0021

出版社内容情報

私は心から誇りに思う。
父が3人の勇者のひとりであったことを。
―著者 ポール・邦昭・マル

戦前、満州にはおよそ170 万の日本人がいた。敗戦後の満州国解体、ソ連軍の侵入により、彼らは
故国帰還の途を断たれる。死と隣り合わせの恐怖に脅える同胞を救おうと、決起した丸山邦雄、新甫
八朗、武蔵正道。3人は、数々の危険や非道な拷問にもめげず、マッカーサーGHQ最高司令官、
吉田茂外相(のち首相)など日米要人に直訴を続けた結果、1946年4月、ついに“ 在満日本人引
き揚げ” を実現させた。
 使命に燃える3人の献身的な活躍を、当時の歴史的背景および満州における日本人の暮らしぶりと
あわせてヴィヴィッドに描いた 感動のノンフィクション。

《著者略歴》
ポール・邦昭・マルヤマ(Paul Kuniaki Maruyama)
1941 年、丸山邦雄と丸山・メアリー・万里子の三男として東京都久我山に
生まれる。
サンノゼ州立大学を卒業しアメリカ合衆国空軍に入隊。1964 年東京オリン
ピックの際、柔道選手としてアメリカを代表。空軍退役後コロラド・カレッ
ジで教鞭を執るかたわら、現在は南コロラド日米協会会長の要職にある。
《訳者略歴》
髙作自子(Yoriko Takasaku)
翻訳家。早稲田大学法学部卒。同大学院修士課程修了後、ユタ大学ロースクー
ルにて環境法修士号取得。帰国後、環境関連の実務翻訳に従事。現在は、雑
誌や単行本を中心に、主にノンフィクションの翻訳に携わっている。

内容説明

終戦後、日本の傀儡国であった満州にはおよそ170万の日本人が暮らしていた。敗戦とそれに続く満州国解体により、彼らは故国・日本へ帰還することも出来ず、ソ連の侵略による恐怖のなか満州に取り残され、棄民同様の悲惨な生活を強いられる。そうした人々を日本に引き揚げさせるべく奔走したのが丸山邦雄、新甫八朗、武蔵正道の3人である。彼らは危険を冒して満州を脱出した後、日本各地で世論喚起の演説を行なう一方、マッカーサーGHQ最高司令官や吉田茂外相(のち首相)をはじめとする日米の要人に働きかけ、ついに敗戦から8ヶ月後の1946年4月、在満日本人の引き揚げを実現させた。使命に燃える3人の献身的な活躍を、当時の歴史的背景および満州における日本人の暮らしぶりとあわせてヴィヴィッドに描いた感動のノンフィクション。

目次

排日移民法との闘い
立ち込める暗雲
ソ連の満州侵攻
ソ連侵攻後の悲劇
苦難の時
誰が猫の首に鈴をつけるか
脱出ルートの模索
脱出計画
家族を大連へ
脱出〔ほか〕

著者等紹介

マルヤマ,ポール・邦昭[マルヤマ,ポールクニアキ][Maruyama,Paul Kuniaki]
1941年、丸山邦雄と丸山・メアリー・万里子の三男として東京都久我山に生まれる。満州からの引き揚げを体験した後、サンノゼ州立大学を卒業しアメリカ合衆国空軍に入隊。1964年東京オリンピックの際、柔道選手としてアメリカを代表。その後2度全米オリンピック主任柔道コーチを務める。空軍退役後コロラド・カレッジで教鞭を執るかたわら、現在は南コロラド日米協会会長の要職にある

高作自子[タカサクヨリコ]
翻訳家。早稲田大学法学部卒。同大学院修士課程修了後、法律事務所勤務を経て渡米。ユタ大学ロースクールにて環境法修士号取得。留学中に「言葉」の面白さ、奥深さに魅了され、翻訳家を志す。帰国後、環境関連の実務翻訳に従事した後、翻訳コンテスト入賞をきっかけに出版翻訳の道へ。現在は、雑誌や単行本を中心に、主にノンフィクションの翻訳に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひろさん

17
戦後の混乱期の満州からの引き上げが描かれています。知人に終戦後2年以上その地に留め置かれ引き揚げてきた人がいたので、どうしてそれほどの時間がかかったのかと不思議でしたが、この本を読んでその謎が解けました。藤原ていの「流れる星は生きている」は引き揚げるまで母親と子供がどのように生活していたかの苦労が描かれています。また、この本では引き揚げの早期実現に向けて満州から脱出し、日本国内でその重要性を訴えた丸山ら3人の父親達の活躍が描かれていました。二冊の本を読む事で理解が深まりました。2018.3.NHKドラマ化2018/03/22

0717

16
NHKのドラマは見てませんが、終戦時、満州には約170万の日本人がいたが、満州国消滅、ソ連軍の侵入により彼らは日本へ帰る術を失う。飢えと暴力、死の恐怖に脅える同胞を救う為、丸山邦雄、新甫八朗、武蔵正道、3人は数々の危険を顧みず密かに帰国に成功し、マッカーサー、吉田外相など日米要人に直訴、日本人引き揚げを実現させた。戦争に敗れる、国を失うとはどういうことか考えさせられる。2018/04/16

路地裏のオヤジ

7
NHKのドラマをみて図書館で借りて読了。満州の悲劇は知っていたが、このような命をかけた努力の下に引き揚げが実現していたとは知らなかった。3人の決死の覚悟がなければ何人が中国の大地で命を落としたのかと思うと、3人の功績は非常に大きい。2018/06/04

フンフン

7
在満邦人引き揚げに果たした丸山邦雄らの役割は、すでに丸山本人による『なぜコロ島を開いたか』や同志の一人新甫八朗をモデルにした小説『満州暴れ者』によって公表されているし、富永孝子『大連・空白の六百日』にもとりあげられている。しかしそれはいまだにわが国において広く知られてはいない。本書が英語で発行されて世界の人びとにソ連の蛮行が広く知られることは非常に意義深いことである。それが邦訳されて、今度こそ広く日本でも知られることを願う。2015/02/13

Daisuke Kuramoto

7
私の祖父は満州から引き揚げてきて、子供の頃からその話を当たり前のように聞いていたのだが、引き揚げは当たり前に行われたのではなく、この本の著者の父親を含むある三名の働きかけによって日米ソの世論や指導者を動かした結果だったということを知りとても驚いた。もしその三人が行動を起こしていなければ、私はおろか私の母もこの世に居たかはわからないと考えると数奇なものである。2013/06/24

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