こんな人いるよねぇー―本を読んでつぶやいた

つぶやき シロー【著】/伊藤 ハムスター【絵】

自由国民社（2022/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 272p／高さ 19cm
• 商品コード 9784426127756
• NDC分類 019
• Cコード C0095

出版社内容情報

つぶやきシローさんが、いろんな本を読んでの感想文を1冊にまとめました。読書案内の形式をとっていますが、取り上げた本やその解説には、身近によくいる“困った人”“苦手な人”“いい人を演じる人”“理不尽な目にあっている人”“マイペースな人”“被害妄想にとりつかれている人”……などが多種多様に登場します。その中から、読者のみなさんも「ああ……こんな人いるよねぇ」「自分もそういうことあるある！」と思うであろう人物やシチュエーションに焦点をあてて、ご紹介しています。もし実際に直面したら、ムッとすることもあるのかもしれないけれど、読書というディスタンスをとっているおかげで、しみじみしたり、なぜか素直に共感できます。先が見えない時代と言われる中、いつも誰かのことを考えて、悩んだり、傷ついたり、嫉妬したり……嫌な気持ちはグルグルしてしまって、なかなか昇華できませんが、本書がみなさんの中にある日々のモヤモヤをラクにするお手伝いをいたします。たまには少し肩の力を抜き、グルッと視点を変えて、つぶやいてみませんか。空気が変わって、違う景色が見えてくるかもしれません。

内容説明

１冊の本を通して、いんろな人たちとの出会いがあり、実際に会ったら、ムッとしたりするかもしれないけれど、読書という距離感をとってつぶやくことで、日々のモヤモヤを心温まるネタにすることもできます。

目次

相手のことを思うと断れなくなっちゃう（できる大人は、男も女も断わり上手／伊藤由美（著）／ワニブックス）
出かけるのにまだ準備ができない（昆虫はすごい／丸山宗利（著）／光文社）
「クレームとかやめてね」って先手を打つ感じ（おじさん図鑑／なかむらるみ（著）／小学館）
「ひとり飯」の陰と陽をかみしめる（佐藤ジュンコのひとり飯な日々／佐藤ジュンコ（著）／ミシマ社）
偉人の名言を、自分の言葉にしてしまう（ざんねんな偉人伝／真山知幸（著）／学研プラス）
「怒り」でどこまでも突き進む（どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた／石川善樹、吉田尚記（著）／ＫＡＤＯＫＡＷＡ）
不倫しやすい、不倫されやすい（はじめての不倫学「社会問題」として考える／坂爪真吾（著）／光文社）
円を描けない数学の先生（残念な教員　学校教育の失敗学／林純次（著）／光文社）
殊勝な態度で下からいくことで世間にＰＲしようとする（他人を攻撃せずにはいられない人／片田珠美（著）／ＰＨＰ研究所）
和菓子の「最中」を「さいちゅう」って読んじゃう（言ってはいけない残酷すぎる真実／橘玲（著）／新潮社）〔ほか〕

著者等紹介

つぶやきシロー［ツブヤキシロー］
１９７１年３月１０日栃木県出身。愛知学院大学心理学科卒業

伊藤ハムスター［イトウハムスター］
多摩美術大学油絵科卒業。イラストレーター（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[本を読むのは寝室派]

１つ１つの話が6ページ程度なので、間延びしてだれることがないのがよい。身近のアルアルネタも散りばめられているので心地よい微笑がおこる。良作。

2023/09/10

[エリ本]

思わず笑ってしまう本だった。本の書評が主旨ですが、小難しい解釈はなく、著者らしいゆるい感想なので読みやすかった。

2023/04/15

[みつひろう]

イラストが内容にぴったりかと...。

2022/09/21

[ヘビメタおやじ]

つぶやきさんが読んだ本について呟くという企画の本です。呟いているので、本の内容はそれほどハッキリは伝わってきません。本とあまり関係ない、呟きのほうがつぶやき節がよく出ていて面白かったです。クスッを期待するよりも、心の中でニッとする感じです。つぶやきさんの、一人の気楽さを心底愛しているところに強く共感しました。

2023/04/23

[decomo]

書評だった。ちよっと勘違いしてたわ。視点は面白いんだけどね。そういう本です。図書館で借りて読むのがオススメです。

2022/08/16