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出版社内容情報
キリスト教や古代神話のモチーフ、人物、象徴、オブジェなど、名画の細部を徹底解説することで、その秘密に迫る絵画ガイド。
内容説明
西洋絵画の名作に秘められたキリスト教と古典の伝統的主題を細部から詳しく読み解く。
目次
ドゥッチオ・ディ・ブオニンセーニャ マエスタ
ジョット オニサンティの聖母
ジョット 東方三博士の礼拝
シモーネ・マルティーニ ナポリ王ロベール・ダンジューに戴冠するトゥールーズの聖ルイ
シモーネ・マルティーニ&リッポ・メンミ 受胎告知
作者不詳 守護聖人のとりなしで聖母子を前にするリチャード2世(ウィルトン・ディプティク)
ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ 東方三博士の礼拝
マザッチョ 聖三位一体
マザッチョ 貢の銭
ロベール・カンパン 受胎告知祭壇画(メローデ・トリプティク)〔ほか〕
著者等紹介
リンク,パトリック・デ[リンク,パトリックデ][Rynck,Patrick De]
古典研究家で翻訳家
神原正明[カンバラマサアキ]
1952年大阪市生まれ。神戸大学大学院修了(西洋美術史専攻)、現在倉敷芸術科学大学教授
内藤憲吾[ナイトウケンゴ]
1951年兵庫県生まれ。出版社勤務を経て、現在フリーの編集者、ライター、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
268
著者のパトリック・デ・リンクは巻末には「古典研究家で翻訳家」としか紹介されていない。本書は14世紀から19世紀初期までの、いわゆるオールド・マスターズの絵を通観するもの。巻頭はドゥッチオ、ジョットからはじまって、ゴヤまでを取り上げる。ただし、取り上げられる画家はともかく、絵の選定はかなり恣意的である。例えばクラーナハは「エジプト逃避途上の休息」1点のみ、ゴヤもまた「1808年5月3日」の1点しか掲載されていない。また、絵の色彩の再現度にも難がある。もっとも、他の画集で見ればいいのだが。2024/03/17
Christena
9
美術館でオーディオガイドを聞きながら絵を鑑賞しているような愉しさ。2017/05/25
viola
7
14世紀から19世紀初頭までの名作絵画を集め、簡単な解説がある感じで、飽くまでも絵がメイン。 こう見ていくと、本当に西洋絵画はキリスト教の上に成り立っているのだと思わせられます。 欲を出すならば、絵のどこを切り取って解説しているのかをもうちょっと分かりやすく書いてもらえると分かりやすいのだけれど・・・・・。2010/07/27
lily
3
「絵画は見るものではなく読むもの」と何かの本で読んだが、まさにその通りのタイトルに惹かれた。聖セバスティアヌスの射殺の場面が初見。やはり宗教画は知識的理解を伴った上で見た方が見応えがある。次巻も楽しみ。2019/06/14
まさこ
2
聖人の持物、背景や静物画部分の持つ意味、空間の表現工夫、などについて学べます。 年代順になっているので、一作毎にも、絵画史的にも楽しめます。2014/10/08