出版社内容情報
ビザンティン帝国を起源とするキリストや聖人を描いたイコン(聖像画)。圧倒的な図版で魅せる、その歴史と美麗な作品。
ビザンティン帝国を起源とするキリストや聖人を描いたイコン(聖像画)。人びとはイコンを聖堂や家にかけ、聖遺物と同様に敬った。しかし、イコン崇敬を異端とするイコノクラスム(イコン破壊活動)も経験し、イコンの教義はロシア東方正教会の信仰の一部として受け継がれていく。奇跡を起こしたイコンの逸話やイコンの制作工程の解説、イコン画家の考察を含め、圧倒的な図版で魅せるロシア正教のイコンの完全版。
第1章 ロシアの「プリミティヴ・アート」
第2章 「人の手によらない」像
第3章 「新しい国民」と初期のイコン
第4章 伝統と革新
第5章 本物の像から聖なる像へ
資料編
1 教義上の根拠
2 アンドレイ・ルブリョフに関する資料
3 16世紀と17世紀のイコン崇敬
4 イコンは芸術作品か?
5 神学の復興
6 イコンのための学問
目次
第1章 ロシアの「プリミティヴ・アート」
第2章 「人の手によらない」像
第3章 「新しい民族」と彼らの初期のイコン
第4章 伝統と革新
第5章 本物の像から聖なる像へ
資料篇―さまざまなイコン(教義上の根拠;アンドレイ・ルブリョフに関する資料;16世紀と17世紀のイコン崇敬;イコンは芸術作品か?;神学の復興;イコンのための学問)
著者等紹介
メドヴェドコヴァ,オルガ[メドヴェドコヴァ,オルガ][Medvedkova,Olga]
フランス国立科学研究センター(アンドレ・シャステル研究センター)研究者。ロシア・モスクワ生まれ。モスクワ大学卒業。社会科学高等研究院(パリ)歴史・文明学博士。パリ第4大学(ソルボンヌ)研究指導資格保持者。ロシア美術に関する論文を多数執筆
黒川知文[クロカワトモブミ]
1954年生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。エール大学大学院博士課程(歴史学)に留学し、一橋大学大学院博士課程(社会学)修了、東京大学大学院博士課程(宗教学)修了。文学博士(東京大学)。現在、愛知教育大学教授。宗教史専攻
遠藤ゆかり[エンドウユカリ]
上智大学文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
獺祭魚の食客@鯨鯢
組織液
それん君
いくら丼