出版社内容情報
【解説】
テンプル騎士団は、1312年、最後の総長ジャック・ド・モレーの火刑とともに約200年の歴史の幕を閉じた。彼らの異端の罪は騎士団の莫大な財産を狙うフランス王フィリップ美男王のでっちあげによるものであった。その悲劇的な最期が「聖杯伝説」や「騎士団の秘宝」などさまざまな伝説と憶測を生む。本書は十字軍のエルサレム奪取とともに、聖地の防衛のために、結成され、歴史の闇に消えていった騎士団の真実を明らかにする。
【目次】
第1章 騎士団の成立
第2章 剣の人教会の人-騎士団の発展-
第3章 聖地の防衛
第4章 破滅への道
第5章 テンプル騎士団の最期
資料編
1.入会の儀式
2.生活の規則
3.聖ヨハネ騎士団とドイツ騎士団
4.根強い神話
テンプル騎士団年表
INDEX
内容説明
テンプル騎士団の成立事情、会則、役職、組職、管区、要塞化した建築物、エルサレム王国での多面的な活躍、彼らが加わった戦争とその帰趨、西欧へ退却した後の信用の喪失と破滅への道のりなどを解説。
目次
第1章 騎士団の成立
第2章 剣の人教会の人―騎士団の発展
第3章 聖地の防衛
第4章 破滅への道
第5章 テンプル騎士団の最期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
このシリーズの本も家にあるのはあと数冊になってしまいました。あとは図書館から借りてこようと思っています。このテンプル騎士団は外国ではさまざまな映画や小説などでの題材のもとになっている感じです。まあフリーメーソンも関係があったりということなのでしょう。この本ではそのようなことよりもきちんとその騎士団のできた由来なども書かれていてまともな本だと思います。2017/06/02
ぽんちゃん
19
テンプル騎士団が築いたコマンドリーや建物の写真を見てると、結末に向かうにつれ、とても悲しくなってきた。事実かどうかは別として、フリーメイソンってそうだったんや…2016/07/06
yuka
18
ユーグ・ド・パイヤンら9人が設立した。「キリストとソロモン神殿の貧しき戦友たち」最後の総長がジャック・ド・モレー。テンプル騎士団に借金していた美男王フィリップにより滅ぼされる。拷問により自白させられ、冤罪で火刑に…「点火の作業は、できるだけ彼らを苦しめるために、ことさらゆっくりと行われた」ほんとにむごい。パレスチナ問題は永遠に続く…2020/05/06
金吾
16
テンプル騎士団の入会の儀式や生活、廃絶の時の事情はわかりました。金庫番であることが聖・俗関係なく刺激したのかなと思いました。2020/10/25
α0350α
9
テンプル騎士団!名前は良く聞きますが詳しくは知らなかったので読んでみました。どんな謎の組織かと思っていたら意外と真面目な組織でした。やっぱり金を握っていたのと最後のアレですかね。2017/02/02