図説 ローマ・カトリック教会の歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422143736
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C0016

出版社内容情報

【詳細解説】
ヨーロッパ社会および2000年にわたる西洋の歴史を語る上で、何よりも重要なのはローマ・カトリック教会の足跡を辿ることである。本書は古代キリスト教世界の偉大なる神学者アウグスティヌスから、現代の肖像マザー・テレサまでを取り上げ、サン・ピエトロ大聖堂に代表される教会そのもののダイナミックな展開に焦点をあてたオーソドックスな通史となっている。ローマ・カトリック教会の全容に迫る好著。図版約150点を収録。

内容説明

「人類の歴史において、もっとも強い継続性をもつ宗教組織であるとともに、もっともたくましい時代ごとに教義を再解釈し、生きのびてきた教団」(著者)の波乱に満ちた歴史を、美しいカラー図版とともに詳述する。伝統と改革の2000年史。

目次

第1章 カトリック教会の起源
第2章 東西教会の分裂
第3章 中世の西方キリスト教
第4章 宗教改革
第5章 世界への布教
第6章 教会と近代国家
第7章 不確かな未来

著者等紹介

ノーマン,エドワード[ノーマン,エドワード][Norman,Edward]
1938年生まれ。キリスト教史家。ヨーク大学歴史学教授、ケンブリッジ大学学寮長などをへて、現在、ケンブリッジ大学名誉フェロー

百瀬文晃[モモセフミアキ]
1940年東京生まれ。カトリック・イエズス会司祭。1967年上智大学哲学科・修士課程を修了後ドイツに留学。フランクフルト、チュービンゲン、ミュンヘンで神学研究。1970年フランクフルトで司祭叙階。1977年にフランクフルト・聖ゲオルグ神学大学で神学博士号取得。1977‐2001年上智大学神学部で、続いて2001‐2007年フィリピンのアテネオ・デ・マニラ大学神学部で教義神学を教える。現在は山口市サビエル記念聖堂付き協力司祭

月森左知[ツキモリサチ]
1948年生まれ。福岡県立福岡女子大学家政学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっちー

8
カトリックの歴史をざっくりとまとめた本。長い歴史の中で教会は何と戦ってきたのかを知るにはよい。教皇たちは悪魔や魔女と戦うのではない。中世は異端を粛清し、王公よりも上位に立つことに血道を上げた。近世以降はプロテスタントとの対立、近代は自由主義や政治的なイデオロギーとの間に宗教をどう位置着けるかの葛藤だ。思想的な解説はよいが、宗教以外の歴史の流れが弱いので、高校の世界史年表を手元に置いて読んだ。最後の結びがつい先だって大シスマ以来初の存命中に退位したベネディクト16世の決意表明の言葉なのが、何とも皮肉。2013/04/12

sun

3
あまり得るもの無し。カトリック信者によるカトリックの歴史と言う感じなので、表向きの事しか書いていない。まあしかたない。もっと修道僧の動きとかが知りたかった。結局、伝承ものはゆがめられる、と結論。2014/02/08

I神学生

1
豊富な絵と写真がGood.内容もバランスがとれています。2011/03/19

ukiyo_san

0
自分が少しは知っている(はずの)部分に関しては首を傾げることもある(例えばオッカムのウィリアムに対する評価)し、「つまりは近代世界が形成されつつあったということになるであろう」等の乱暴な記述も無いわけではないが、豊富な図版から視覚的イメージを得つつ大まかな流れを掴むための本としては、図版も叙述も楽しく読める良書。「(ローマ)カトリック教会」という観念がどう揺れ動いてきたかを示そうという意図が良く伝わってくる(尤も、教会の「自己」認識の変遷を描くという著者の目的を考えると逆にバランスを取り過ぎている気も)。2013/12/30

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