出版社内容情報
・世界自然遺産・白神山地ほか、日本各地のブナ林紀行。
・美しい写真と瑞々しい文章で描く日本人の心の故郷・ブナ林
・全国9カ所の代表的なブナ林を取材。子孫に伝えるべき自然の大切さを訴える。
山や自然の素晴らしさを伝えるモン.ブックス第4弾。
「ネイチャーブックス」シリーズ姉妹編で、1993年に刊行、
版を重ねた日本の代表的なブナ林紀行。
東北地方から関東、近畿、中国地方にわたる山地に広がるブナの森を
旅した紀行文で、ブナ林の恵みを知る現地の人々との交流も描く。
森林風景写真の大家による四季折々の美しいブナ林の写真を多数収録。
第1章の白神山地はこの本の刊行後に世界自然遺産となった。
環境保護の意識が当たり前となり、SDGsが求められ、
人々が自然からの癒しを求める現在、文庫版化して再刊。
内容説明
ブナは日本人の原点、心のふるさと。世界自然遺産・白神山地をはじめ、全国各地の貴重なブナ林を訪ねた記録。森の生命、森の恵み、「森の人の知恵」に出会う旅。
目次
第1部 原生林をゆく―東北のブナ林(クマゲラの棲む森(白神山地)
恵みが息づく森(八幡平)
サケが遡る源流の森(鳥海山)
クマ撃ち名人の言い伝え(朝日連峰))
第2部 雪国の森と人と―日本海側のブナ林(ブナのある暮らし(白山)
祈りの山は「野鳥」の森(大山))
第3部 山里の「森」便り―内陸のブナ林(森と折り合って(尾瀬・日光))
第4部 黒潮の風が届く―太平洋側のブナ林(森を愛する人がいて(丹沢)
「森の人」に誘われ(大台ヶ原・大峰山系))
著者等紹介
熊谷榧[クマガイカヤ]
1929年生まれ。画家。日本女子大学卒業。画家・熊谷守一の次女。豊島区立熊谷守一美術館館長。若いころより登山、スキーに親しみ、国内外の山々を旅して絵を描く。全国各地で数多くの個展を開催。2022年2月24日逝去
石橋睦美[イシバシムツミ]
1947年生まれ。写真家。早くから東北の自然をテーマに撮影を始める。湿気が育む日本独特の色彩表現を意識してブナの森をめぐり、日本古来の自然崇拝もモチーフとする。現在は民話の地や西行の足跡をめぐる撮影を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。