出版社内容情報
小社刊『またね、富士丸』(2010年)、『また、犬と暮らして』(2016年)に続くシリーズ第3弾。愛犬“富士丸”の死から9年。ついに実現する、かつての愛犬との約束。だが今度は、著者自身の身に生命の危機がふりかかり・・・。 愛犬の心の読み方、プライベート・ドッグランの作り方など実用に役立つ内容も。
内容説明
愛犬が望んでいることは?富士丸との別れから10年…。犬たちの喜び、心の成長、人への気持ちの伝え方…
目次
第1部 夢の実現へ(自分はどこを目指すのか;かつて中止になったある企画;大吉のおかげ?;福助の見る夢;多頭飼いになって分かったメリット、デメリット ほか)
第2部 予想外の危機(突然の緊急手術;緊急手術の後の私;入院生活とタタミイワシ;退院してからの異変;驚異の回復力の謎 ほか)
著者等紹介
穴澤賢[アナザワマサル]
1971年大阪生まれ。2005年にはじめた愛犬との日常をつづったブログ「富士丸な日々」が話題となり、その後エッセイやコラムを執筆するようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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蒼
26
階段から落ちて頭に大怪我をして病院に運び込まれ、手術を乗り越えて三週間ぶりに帰宅した筆者を迎えた大吉と福助の様子に、二人の不安と戸惑いを感じてその心根の細やかさに驚く。突然いなくなった同居人とその妻の慌ただしさと深刻そうな顔に、二人はどれだけの恐怖と不安を感じたことだろう。そして突然の帰宅。今までとは違う表情雰囲気を二人は確実に感じて、そっと様子を見守り自分を抑えていたのではないだろうかと思った時、筆者が大吉と福助にかけてきた愛情の深さを改めて感じた。犬はペットでは無い、家族だ。2020/07/08
ホワイト
4
図書館本 ⭐️⭐️⭐️⭐️ 富士丸のブログずっと読んでて懐かしく思い、今どうされてるのか…と手にした本 ペットロスについても書かれてて今の私と「同じだ」。2021/05/02
山崎にう
4
図書館本。白いふわふわの雑種犬・大吉と、茶色いふわふわの雑種犬・福助。筆者のライターへの道を拓いた愛犬ブログの主役・富士丸の突然死を乗り越え、今は妻と二匹の犬と暮らす筆者が、山の麓に別荘を購入し、ドッグランを作り、毎週末に通うという幸せな生活を手に入れるまで。犬への愛情が無限大に詰まった1冊。犬と共にある人生は素晴らしい。犬に救われ犬に泣く。隣でくうくう寝る犬の無防備な姿、それだけでもう人生は幸せ。わかる。2020/05/22
Jam
3
久しぶりに本で、泣いてしまいました…2022/09/08
たまこ
2
旧ブログ『富士丸な日々』時代からブログを拝見しているので、穴澤さんが富士丸くんとの思い出を穏やかな気持ちで綴るようになれたことを心から嬉しく感じた。 大福コンビはどの写真を見ても生き生きとしていて、特に山の家のドッグランを駆ける姿はとても楽しそう。 家のリフォーム作業は現在も進行中。リフォーム記事を読むたびに「ああ、お疲れさまです。頑張って…!」と応援したくなる。笑 飼い犬への愛情に満ちた一冊。2021/11/05