出版社内容情報
『走れメロス』から、『角力』、『瘤』、『兄たち』などまで、小学生時代に一度は読んでおきたい選りすぐりの名作10話を収録。
小学校の教科書にも掲載されている代表作『走れメロス』から、『角力』、『瘤』、『兄たち』などの埋もれていた作品まで、小学生時代に一度は読んでおきたい選りすぐりの名作10話を収録しました。子どもが生きていく上で大切なことはみんな太宰の名作が教えてくれます。漢字にはすべてすべてふりがなをつけ、また、難しい言葉や難しい言い回しにはていねいな解説をつけましたので、小さい子から読むことができます。さらに、太宰の文学アルバムや作品解説のページも設けましたので、参考書としても役立ちます。誕生日のプレゼントをはじめ、お祝い等の贈り物に最適の一冊です。
内容説明
一度は読んでおきたい代表作『走れメロス』から、『角力』、『兄たち』などの埋もれていた作品まで、生きる力を育てる名作10話!漢字はすべて「ふりがな」つき。小学生から大人まで!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
8
悲しくも美しい名作の数々。太宰治は、人生に悩んだ人なのですねえ。とてもよかったです。2017/06/09
ris3901
4
短編集。「黄金風景」の語りを聞く機会があったため、収録されているこちらの本を借りてみました。 「小学生に読ませたい名作10選」とサブタイトルにあり、版も字も大きく総ルビで難しい言葉の注釈もつき、読みやすい作品ばかり。なのですが一見すると取っつきにくそうな装丁なのが残念。中学生や年配の方にも良さそう。短編でも言葉が古くても引き込まれる。さすがです、太宰治。2020/06/12
みなみ
2
太宰って犬が嫌いだったのかなー。2023/11/19
うしまる
0
太宰治はいけ好かない男だとやっぱり思うのだけれど、作品を読めば改めて彼の才能の素晴らしさに恐れ入る。「畜犬談」「角力」が特に好きだ。どうしようもなく心がウロウロしてしまう様子がよく表現されていてつい引き込まれる。2017/07/25