出版社内容情報
約260あるとされる狂言のうち代表的な曲を「あらすじ」「笑いのポイント」「解説」で分かりやすく紹介。演者インタビューも多数。
室町時代に誕生した狂言は、滑稽を旨とする軽妙な対話劇で、狂言は笑いのデパートです。およそ260曲あるとされる狂言のうち、「花子」「釣狐」「末広かり」「棒縛」「寝音曲」「武悪」「萩大名」「月見座頭」「節分」など、代表的な曲を「あらすじ」「笑いのポイント」「解説」で分かりやすく紹介。野村萬斎など、演者のインタビューも多数紹介。巻末には能楽堂・狂言会案内を掲載。本文内写真は森田捨史郎。
内容説明
日本伝統の「笑いの芸術」をわかりやすくガイド。初めてでも楽しめる「狂言」の世界。人気の狂言50曲を紹介。
目次
祝言
大名
太郎冠者
聟・女
鬼・山伏
出家・座頭
雑・他
著者等紹介
小林責[コバヤシセキ]
狂言研究家。1928年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。武蔵野大学名誉教授。東洋音楽学会田辺尚雄賞・観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞
森田拾史郎[モリタトシロウ]
写真家。1937年、東京生まれ。武蔵野美術大学卒。日本写真家協会会員。1966年から国立劇場準備室勤務。古典芸能の舞台写真を中心に、古典から現代劇までの舞台演出も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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さっちゃん
15
主な狂言のあらすじと見どころ、笑どころの解説。あらすじを読むだけでも面白いが、プラス∞の生舞台をやはり味わいたいと夢見る。狂言でもアドリブがあるのだと驚いた。2016/05/04
sun
4
「様式美」を持つ笑いとしてすばらしい狂言。今見てもわかりやすい。「この辺りのものでござる」と想像力を広げてくれる。もっと生公演を見やすいように業界にはしてほしい2015/12/19
ティス@考える豚
3
仮面が良い味だしてる。物語の定型に沿った話運びが面白い。昔話を読んでる気分。2015/12/26
犬養三千代
2
参考書にちょうどいい。 文楽劇場に行く前に。2016/11/06