写実絵画の魅力―世界初写実絵画専門美術館「ホキ美術館」に見る

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784418132492
  • NDC分類 723.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

世界初の写実絵画専門「ホキ美術館」のコレクション。その中心となる14人の現代日本作家が解きあかす写実絵画のワンダーワールド。

西欧の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ、フェルメール、シャルダンから現代までつながっている写実絵画の系譜。私たちを惹き付ける「写実絵画の魅力」とは何なのでしょうか。2010年誕生した世界初の写実専門美術館「ホキ美術館」の秀逸にして膨大なプライベートコレクション。その中心となる14人の現代日本作家がやさしく解きあかす、「写実絵画」のワンダーワールド。

内容説明

写実絵画の魅力とは何か。「写実」の現代作家14人が語る。

目次

写実絵画とは
ホキ美術館をつくるまで
開館三周年を迎えて
作家のことば(野田弘志;大矢英雄 ほか)
資料編(写実絵画の歴史;ホキ美術館の建築)

著者等紹介

安田茂美[ヤスダシゲミ]
1951年生まれ。(株)西武百貨店販売促進部、(株)電通文化事業部を経て、松井文恵と2010年(株)IMPRESSION設立。これまでに、オルセー美術館展、北京故宮博物院展、エルミタージュ美術館展および大型イベントを手がける。現在、東京藝術大学客員教授

松井文恵[マツイフミエ]
アートライター。Sotheby’s Educational Studies,Londonで西洋美術史を学ぶ。オルセー、ウフィッツィ、ドレスデン、クレムリン、ヴェネツィア、ベルリンなど、日本での美術展紹介のために海外に多数取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

22
千葉県にある世界初の写実絵画を専門に展示する美術館、ホキ美術館。本書では館長・保木さんによる美術館の成り立ちやその方向性についての解説の上、現役で活動している画家たちの言葉と作品を収録している。余りにも美しい作品の数々には思わず嘆息が漏れながら、実物を観に行きたいとの思いを一層強くする。誰もがスマホで即座に写真が撮れる中、その精巧さ故年に2,3点ほどしか作成できないといわれる作品を作り続ける人たちの言葉は浮世離れしながらも興味深く、世界を「見る」ことへの再考を強いさせてくれる。2018/05/02

kochi

22
阪急百貨店での「森本草介」展で購入。森本を始め14人の写実作家の作品とインタビューをまとめた入門書。代表作を見ながら、画家の言葉を読むことで、「この絵を書いたのはこの人か!」と初めて腑に落ちるので、つくづく己が文字を通して理解していることを認識。日本における写実絵画の先駆者である野田弘志によるとダ・ヴィンチの「モナリザ」が写実絵画の頂点らしい。海外では写実は過去のものとされているのに、日本で写実絵画が盛んなのは何故か? まぁいいかf^_^;ホキ美術館の設計を手がけた方の建物解説が面白い。2014/01/13

gtn

8
「人間存在くらいすごいものはない。それを描くべきです」との野田弘志氏の言葉に共感。しかし、氏は更に踏み込んで、女性の絵でうっとりするのは表面上のことで、女性の究極の存在の深さを探って降りていかないといけないという。自分には無理だと思った。2019/01/21

いくっち@読書リハビリ中

6
その絵を目の前にした人にしかわからない奥行きの向こう側。ホキ1度目は見ただけ。ホキ2度目は解説を聞いて。本を読んでからの3度目はどんな気持ちで見れるだろう。2014/04/25

たくぼ

4
それぞれ独自の研究によって得られた境地であるにもかかわらず。写真のとおりではない、本質を描くことに腐心していることを、インタビューされた多くの写実画家が、口を異にして同じように語っている。細かく描写することは大切な要素だが、それは手法であって、絵の本質ではない、みたいな。ななめ読み★★★★2019/02/17

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