百花繚乱「横浜植木物語」―花と緑で世界を結んだ先駆者の歩みを追憶

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百花繚乱「横浜植木物語」―花と緑で世界を結んだ先駆者の歩みを追憶

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  • サイズ B5判/ページ数 416p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416919859
  • NDC分類 621.7
  • Cコード C0076

内容説明

「横浜植木」の珠玉の業績なくして、日本の近代園芸史は語れない。文明開化のまだ明けやまぬ明治の中期から、日本と世界の花と緑の架け橋となり、日本や日本の伝統的園芸・庭園文化の魅力を世界に発信する一方、世界の園芸種苗の最新品種を日本に導入し、洋種園芸の礎を築いた「横浜植木」と、それを支えた情熱溢れる人々の栄光と苦節の足跡。その裏には日本の近代園芸の夜明けにまつわる数々の逸話が。ここにそのベールをはぐ。横浜植木株式会社創立130周年記念

目次

第1幕 明治期における物語(「創業者・鈴木卯兵衛」伝;横浜植木の設立発起人代表で定款草稿を手がけた「池田謙蔵」と横浜植木がアメリカ産洋桃を輸入する際、その品種選定を行った早逝した気鋭の園芸学者「池田伴親」父子の数奇な運命;横浜植木の創業と明治・大正期の全盛期を支えた人々の栄光の軌跡を『物故役員社員追悼記念アルバム』に見る ほか)
第2幕 大正期における物語(大正8年に横浜鶴見に誕生した自然美・花菖蒲を売りにした「三笠園」は閉園した「蒲田菖蒲園」の再来。園内の房野池はアントワープオリンピック(大正9年)の水泳の予選会の会場
明治後期から海外の高品質の園芸植物や資材の輸入を円滑かつ独占的に進めるため、サットン(英)、ヴィルモーリン(仏)の2大種苗商をはじめ、主要な関連企業の日本代理店に。横浜植木の業務を通じて得た知識を基に得意分野を育み、時の園芸界で名を成した大塚春雄と水田岩次郎
「日米友好親善」の架け橋としてアメリカ・ワシントンのポトマック河畔に植栽された日本の桜、その返礼品としてアメリカから日本に送られてきたハナミズキ、その美談を実現するために重要な役割を果たした横浜植木の功績 ほか)
第3幕 昭和期における物語(外交文書に残る横浜植木が海外の国々を相手に行ってきた植物の輸出入業務に関する取り引きの実際の断片;大恐慌、第二次世界大戦の予兆という困難な時代に舵取りを委ねられた3代目社長鈴木清蔵、得意の英語力を活かし、欧米等出張を重ね、販路拡張に奔走。横浜ロータリークラブでの会合で「日本の園芸の発達について」英語で講演。それらの記録資料は幻;米屋の小僧から身を起こし、中華店主・議員を経て、戦後の横浜やその経済界の復興、「横浜植木」の再建に尽力した沼田安蔵6代目社長の男気、そのキッカケとなったのは畏友であり政界のドン、緒方竹虎の一言 ほか)

著者等紹介

近藤三雄[コンドウミツオ]
横浜植木株式会社管理部

平野正裕[ヒラノマサヒロ]
1960年静岡県浜北市(現・浜松市浜北区)生まれ。東海大学大学院修士課程修了ののち、1986年横浜市史編集室勤務。1992年横浜開港資料館調査研究員。2015年横浜市史資料室。蚕糸業史、産業史、貿易史、盛り場文化史、などを研究。2020年退職

松山誠[マツヤママコト]
1962年生まれ。東京外国語大学卒業。ライター、編集者。国立科学博物館後援会勤務後、花業界のさまざまな現場で30年以上経験を積む。この10年は花卉装飾を中心に日本の近現代園芸史を研究し、雑誌等に発表している

粟野隆[アワノタカシ]
1976年兵庫県丹波篠山生まれ。東京農業大学農学部造園学科卒業。同大学院農学研究科農学専攻博士後期課程修了。国立文化財機構奈良文化財研究所研究員を経て、東京農業大学地域環境科学部造園科学科教授。専門は造園史および文化財保存修復。2017年日本造園学会賞(研究論文部門)、2021年ICOMOS Japan日本イコモス奨励賞受賞。博士(造園学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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