出版社内容情報
やっぱりすごい。
国立美術館ならではの豪華ラインナップの一部を、30秒/作品で斜め読み。
―はるかな天空に、悠然と構える霊峰富士。
届けとばかりに踊り上がり、左右に砕け散る水しぶき。
その勢いに、大観の心意気が込められているようです。
この前年に、戦後の主権を回復した日本の洋々たる前途を祝し、大観が描いた富岳昇龍図。
富士山に波と昇龍を組み合わせた図柄は、厄除けの縁起ものとして、幕末から明治初期に流行したものです。
逆巻く波間に姿を現す龍、祝砲のようにとどろく稲妻の閃光で、門出を劇的に描いています。―
(表紙・本文P.55 横山大観《或る日の太平洋》全文)
ページをめくるだけで、作品の世界観が香りたつ。
わかりやすさに徹した作品紹介コピーは、専門知識豊かな学芸員が執筆した従来の図録の「解説」とは一線を画すもの。
高解像度の美しいビジュアルとともに、本ガイドの最大の特徴となっている。
アートはみんなのもの。国立美術館をもっと身近に。
そんな願いが込められた、国立美術館初の公式ガイドブックの誕生だ。
施設概要や利用案内まで、欲しかった情報をハンディな一冊にまとめたすぐれもの。
しかも、全編バイリンガル仕様。
急増中の海外旅行者にも、日本の美の殿堂の魅力をコンパクトに紹介している。
国立美術館ガイド1 では、皇居のそばにある東京国立近代美術館を紹介。
日本で最初にできた国立美術館である。
本館は、13
目次
東京国立近代美術館について(所蔵作品(コレクションについて)
美術館の概要
ご利用案内(本館;工芸館)
館内のご案内(本館;工芸館)
来館案内
工芸館移転のおしらせ)
国指定重要文化財
日本画の名匠たち
洋画・彫刻の名作
工芸館の名品
作品リスト
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